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2006年3月29日 (水)

鳥人〔浮田〕幸吉

 先日、磐田市見付の大見寺に行ってきました。大見寺には、江戸時代の中期、1785年に飛行機を作って世界で初めて空を飛んだ浮田幸吉の墓があります。アメリカのライト兄弟が動力飛行に成功したのが1903年ですから、彼はそれよりも120年近くも前に空を飛んだことになります。Cimg0007

 そんな訳で、お寺には鳥人幸吉を偲んで、彼の作った飛行機の模型が展示してあります。彼は備前の生まれのようですが、表具士の技術を生かして竹と木、それに紙で翼を作って橋の上から飛び降りて40mも飛行したのです。それを見た人々が「妖怪が現れた」と言って騒いだものですから、幸吉は奉行所によって所払いされてしまうのです。

 それで幸吉は、駿府に移り住むことになったのですが、ここでも飛ぶんですね。この時は、安倍川の河原で川越人足が紐で引っ張ったようですが、やはり同じように所払いされてしまう。 と言う訳で、幸吉は晩年を見付の宿場で暮らしたのです。

 この磐田市には、静岡県の農業試験場があります。ここでは、日々農業を産業として育てるための研究がされています。ここではそれが産業に結びつくのなら、変な研究だといって所払いなどされることはありません。

 静岡県の石川嘉延知事は「農業という産業は、一大発展期に入る門口にある」と言っていますが、その成否を握っているのは、ここでの研究如何なのです。この四月から、私はここに赴任することになりました。そんな気持ちで歩く日々を、これから綴っていきたいと考えています。

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