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2006年4月13日 (木)

紅ほっぺ

 イチゴは、私達にとって最も身近な果物と言える。店頭には、様々な品種が「我こそは主役なり」と覇を競っている感がある。それぞれ品種によって、味も食感も随分と違っている。Dscf0411

 実はイチゴは、各県がその産地の浮沈をかけて、戦略的に品種育成を競っている品目だ。栃木県の「とちおとめ」、福岡県の「あまおう」、静岡県の「章姫」と言った具合である。イチゴは栄養繁殖をさせるのが一般的だから、品種の退化や消費動向の変化に合わせて、常に品種更新が求められている。静岡県でも、この育成に随分と力を入れている。

 今、静岡県の育種した「紅ほっぺ」が全国的に注目を集めている。見かけよりも味本位の品種で、プロ栽培者向きである。評判が実に良くて、今年からこの品種を産地の中心にすえることになっている。

 だが、一つの懸念が持ち上がっている。海外からの輸入である。イチゴの育成者権の保護されていない韓国では、もっぱら日本で育成されたイチゴ品種が作られている。その韓国で、今年からイチゴを育成者権の対象植物にする方向を打ち出した。それは結構なのだが、意外なことになりそうなのである。

 日本の法律では、「海外で育成者権保護の対象となっていない場合に、輸入を差し止めできる」ことになっており、今度は日本で育成された品種でも、韓国内で品種登録されていないと、日本への輸入が阻止できなくなるのである。・・・何とも割切れない気がするが、早急な対応が必要になっている。

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