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2006年5月28日 (日)

遠州の農業風土

 遠州地域には、独特の農業風土があるような気がします。それは、小さな面積で多くの収益を上げる作目への傾斜です。温室メロンを始めとした施設園芸が典型的で、トマト、セルリー、シロネギ、エビイモ、バラ、ガーベラ等もそうですね。そうして、キャベツとかダイコン、ハクサイ、ニンジン、レタスのような広がりを必要とする産地が少ない。

 長野県や茨城県のような産地が、何故成立しないのでしょうか? それはやはり、土地の制約に原因がありそうです。東海道メガロポリスの中央部にあって、土地に対する過度な資産信仰がありました。それに自動車関連などの製造業も多く立地していますから、就職先にも苦労しなかった。だから発想が、そうした大農方式にいかなかったのでしょう。

 磐田市に(株)増田採種場という、キャベツ類の種で知られる会社があります。栄養価の極めて高いプチベールという野菜を開発して、注目された会社でもあります。この会社ではその他にも、緑色のカリフラワーとか、青汁の成分の多い肉厚のケールなど、いろいろな新しい野菜を提案しています。でも地元の遠州地域には、なかなか定着しない。

 その増田採種場が、この遠州をケールの産地にしたいと頑張っています。会社自身が栽培に乗り出しただけでなく、青汁をグリーン・ジュースとして売り出したり、Cimg0097 青汁アイスクリームの販売まで計画しているのです。ケールは、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜で、南ヨーロッパ原産の植物です。ラットを使った試験などの結果から、学習能力の発達や生活習慣病の予防に関与するのではないかとの報告もある野菜なんですね。産地化を応援したいですが・・・・。

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