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2006年5月22日 (月)

限界に挑む

 唐松の緑が、未だ明けきらない光の中に輝いている。今年も八ヶ岳に来てしまった。私は、100キロレースのスタートラインに立っている。起伏の激しいこの山裾を走るのは、今年でもう11回目である。八ヶ岳は、久しぶりの快晴の空に残雪を眩しく浮かび上がらせている。Cimg0093_1

 何故、毎年こんなに苦しいレースに来るのか? 毎日を、安穏と過ごせば良いじゃないか! 涙を流してまで、何故走るのか。もう止めよう。しばらく歩こう。未だ50kmもあるんだぞ。頭の中では様々なことを思いながらも、ゴールだけをひたすら目指している。

 完走を誓い合った、昨夜の仲間達の顔が浮かぶ。皆それぞれに、厳しいトレーニングをしてきた。そうして今、自分達の限界に挑んでいる。ウルトラマラソンを10回走ると、10のドラマが出来る。今年のドラマも、自分との戦いの中で始まる。Cimg0092

 苦しさを乗り越えた達成感ほど、素晴らしい至福はない。レースに妥協が無ければ、感激はひとしお大きくなる。仲間に支えられ、今年も仲間と共に走ることが出来た。年に一度の自分試し。挑戦こそ、人生だと思う。

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