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2006年5月 8日 (月)

ゲルマンとBDF

 ドイツ人の質実剛健は、つとに知られている。でも、彼らのエネルギー対策に関する執拗さには、いささか驚かされるものがある。

 彼らが植物(菜の花)からエネルギーを確保しようと考え始めたのは、第一次石油危機の頃だから、もう30年ほども前のことである。以来シコシコと燃料用菜の花「00品種」を開発し、今日ではBDF生産用菜の花栽培が35万haに達している。

 原油価格の高騰であたふたしている今日、ドイツでは1200以上のガソリンスタンドでBDFが販売され、しかもフォルクスワーゲンはBDF専用の対応車まで販売している。農業者は、EU共通農業政策を活用して休耕田に菜の花を栽培し、BDF生産工場まで整備してこれを供給している。

 翻ってこの日本では、省エネこそ幾分進めたとはいえ、自前のエネルギー確保など眼中に無かったのではないか。トウモロコシやサトウキビからのエタノール生産の話題が散見されるが、この日本では本気の議論さえ進んでいない。

 石油資源だって、もとをただせは地球が長い年月かけての堆積した植物の化石だろう。地球温暖化対策などと言っているよりも、植物からエネルギーを生産する仕組みをこそ考えるべきだろうと思う。

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