« 遠州の農業風土 | トップページ | 団塊の世代と遊び心 »

2006年5月29日 (月)

現代人の失ったもの

 つくづくと、便利な時代になったものだと思う。ネットで検索すれば何だって分かるし、弁当も惣菜も家庭で作るより安く豊富に手に入る。電車よりも安い運賃で旅客機に乗れる。快適な道路が伸びて行動半径が飛躍的に広くなった。だから一日の中味だって、ずっと濃厚になったはずだ。

 でも、高層マンションに住んでそんな便利な生活ばかりしていると、何時の間にか人間がロボット化していく。ゲームとアニメの世界に遊ぶ子供達。情感もどんどん希薄になっていく。やがて生命を生命とも思わない人間が現れる。近頃の猟奇事件の頻発も、自然のリズムを忘れたところに起因しているのかも知れない。

 私達は、生き物を食べて生きている。それすらも、時として私達は忘れている。JT生命誌研究館長の中村桂子さんが「生き物としての時間の流れを取り戻せ」とおっしゃっている。それには先ず、作物を育てることだと言うのです。生き物を物差しにして考えれば、確かに心がマイルドになるのです。Cimg0102

 そんな訳で、今年もオクラをたくさん植えました。オクラは、ペクチンやビタミンB1を多く含む東北アフリカ原産のアオイ科の植物です。これを毎朝、季節のリズムを肌で感じながら収穫します。便利さを享受しつつ、ブドウの栽培をはじめ夏はオクラ、秋冬はホーレンソウを育てるのが近年のパターン。余暇も結構忙しいのですが、そんな生活をこの上なく楽しいと思うようになっています。 

|

« 遠州の農業風土 | トップページ | 団塊の世代と遊び心 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 現代人の失ったもの:

« 遠州の農業風土 | トップページ | 団塊の世代と遊び心 »