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2006年6月15日 (木)

農工連携って何?

経済産業省が「地域クラスター」などと、何だか訳が分からないような事を言っている。「東京の官僚主導ではなくて、地域で勝手に工夫して産業(クラスター=房)を起してみろ。」と言うことだが、これが今流行っている。それで何をやっているかと言うと、産学官や異業種が集まって研究会をやる。違った分野が付合う事で、新しいイノベーションが起こるだろうと言う訳である。

 その流れが、農業にも波及している。農工連携研究会とか農工交流会、バイオマス研究会などが盛んに開かれるようになった。昨日もその一つに出席したのだが、熱心な勉強とは裏腹に別の議論もある。今更、一体どうしようと言うのか。トラクターにしろ農薬や肥料・生産資材すべからく農工連携の賜物ではなかったのか? ・・・・・と言う疑問である。Cimg0133

 にわかづくりの農工連携には、幾つかの時代背景がある。一つはも農業の業態が激変していることにある。就業者がどんどん減って、生産構造を変えなくては生産が維持できないところまできている。構造改革には、工業のノウハウが不可欠だろうと言う次第だ。第二には、工業側の野心がある。新たなベンチャーとして農業に参入できないか、はたまたマーケット創造への思惑である。

 そして三番目は、農工業ともに技術開発が行き詰まっていることだ。大学も研究機関も企業の研究者も、次の目標を定めかねて立ち竦んでいる。製造業に関しては、ITやデジタルなどと確かに高度な発展をしているように見える。だが研究者にとって見れば、手の平の上に乗る技術開発は既にやりつくしている。生産性の上で遅れているのは農業だ。だからここに、研究開発の余地を見出そうと言う思惑である。大変結構で、必要なことなのだが・・・・思いは複雑である。

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