« 田植と日本人 | トップページ | 北海道のつぶやき »

2006年6月 1日 (木)

赤煉瓦の志

 札幌に来ている。遠州から、わずか五時間でここまで来てしまう。飛行機による時間距離の短縮を、今更ながら実感する。それに、携帯電話からブログを書けるなんて、ホテルの一室で何故か感動している。

 今日の会議は、北海道庁の赤レンガ庁舎で開催された。それには、意味があった。今日のテーマが、北海道が15年近く進めてきた「クリーン農業」についてなのだ。道は、昨年食の安心安全条例を制定し、全国に注目された。遺伝子組換を排除し、有機農業的な要素を全面に出したのだ。公的機関としては、画期的なことである。Cimg0116_1 その会議を、明治中期に建設されたこの赤レンガ庁舎で開催するのは、象徴的な意味がある。

 近代農業は、肥料や農薬を使って自然をコントロールしてより多くの成果を上げることだった。その考え方や技術を見直そうと言うのである。食料基地としての北海道の、消費者へのPR戦略との見方もある。だが陣頭指揮をしてきた麻田副知事は本気である。

 確かに私達は、お釈迦様の手の平の上でやりすぎてきた事もある。だが有機農業が、人類を支えきれるかと言うとそれは無理だと思う。きちっと安全を限りなく確保した上で、生産力を最大にする。それが科学と言うものだろう。進歩を盲目的に信じるのは間違いだが、進歩を否定するだけでは人類の明日は無い。有機農業を、一つの技術として極めるのは良い。だがそれは、一歩間違うと科学の否定になる。

|

« 田植と日本人 | トップページ | 北海道のつぶやき »

農業」カテゴリの記事

コメント

今日のブログ、途中迄しかよめませんでした。googleの、続きを読む、という所にもアクセスしたのですが…後、マリアのブログをご紹介頂き有難うございます。本人のブログ熱、いよいよ上昇です。先日阿蘇産山の田植えに行きましたが、到着した時は、すでに終わっていました。子供時代には、見慣れた風景でしたが、今、その風景を目の当たりにしますと心に染み通ります。いつまでも、消えないで、と叫びたい心境です。

投稿: ゴーヤー洋子 | 2006年6月 2日 (金) 09時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 赤煉瓦の志:

« 田植と日本人 | トップページ | 北海道のつぶやき »