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2006年6月14日 (水)

思いでのワールドカップ

 日韓共催のW杯は、もう四年前になってしまった。静岡で開催されたあの3試合とも、私はエコパスタジアムで過ごした。特別熱烈なサッカーファンだからと言う訳ではない。ボランティアの一人としてである。世界中が熱くなるワールドカップなるものを、身近に見ておきたい。そんな下心からであったが、裏方として得がたい体験をすることが出来た。

 実はボランティアは、エコパ会場だけでも千人近くが参加していた。そうしてその業務も、交通案内やら通訳、観客誘導、インフォーメイション、手荷物チェック、マスコミ対応まで多岐にわたっていた。ボランティアの訓練も前年の9月から始まって、ロシア語やスペイン語の学習、接客マナーなど業務に応じた研修が行われた。Cimg0135

 私は、メインスタンド裏側のインフォーメイションを担当することになった。そうして、事前訓練もJリーグのジュビロ戦を研修の場に繰り返し行われた。気の小さな私などは、この実戦訓練ですっかり落ち込んでしまった。若い女性から「言葉使いがなってない! 。座り方が悪い。顔で威圧するな! 客は金払ってきてんだ・・。」などと、一挙手一投足にわたって厳しい言葉が投げつけられる。自分ではそれなりに紳士のつもりであったのに、これにはすっかり自信を失う羽目になった。

 本番では、怪我人や迷子、落し物、座席をめぐっての苦情処理、チケットをめぐるトラブルなど、ぐっしょりと汗をかきつつも、無事にしのぐことが出来た。何語か不明な言葉でまくし立てられたこともあったが、それとても今では不思議な思いでになった。と言う訳で、ピッチでどんな試合が展開されたかも知ることなく、私のWCはアッと言うまに終わってしまった。でも、何物にも代えがたい喜びもあった。ボランティア仲間達との、心温まる出会いである。

 このW杯が契機となって、静岡国体や浜名湖花博へとボランティアの活動の輪が広がっていく。ともあれ、一生懸命練習したロシア語は使うこともなく終わったが、W杯のボランティアは一生に一度しか出来ないだろう。

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