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2006年7月14日 (金)

環境と住民意識

 「もったいない」という言葉が、まだ生きていた。滋賀県知事選挙の話である。実績実力共に備えなおかつ自民・民主・公明相乗り推薦の現職知事を相手に、いとも簡単に圧勝してしまった嘉田由紀子氏のよもやの快挙だ。五人目の女性知事の誕生だが、驚きという他ないだろう。

 静岡県でも掛川新幹線駅をめぐって、かつて大きな議論があった。今回と同様に請願駅であり、建設に必要な資金を地元で準備しなければならない。時の榛村市長は、これを市民や近隣市町村の寄付を募ることでクリアーしてしまった。当然のことながら異論も噴出したが、ともかく作り上げてしまった。昭和63年のことだ。今、掛川新幹線駅は、通勤を含めて無くてはならない駅である。

 これまでの自治体は、住民のより快適(便利)な環境づくりのために道路や橋、公園や公会堂、図書館やごみ処理施設などの整備に邁進してきたといえる。新しい駅ができれば、より便利になるだろう。企業やホテルの立地だって進むだろう。雇用の場にもなる。多くの人々がそう考えてきた。だが、滋賀県民の選択は、それを否定するものだった。Cimg0177

 人々の価値観は、時代背景や景気動向などで大きく変わっていく。時の雰囲気に流されやすい、かなり我ままなものだ。ともあれ滋賀県民は、「琵琶湖再生、自然の再生」をキャッチフレーズに、加藤登紀子の「生きている琵琶湖」をテーマソングとして、そして650億円の新駅を「もったいない」とした新知事を選んだのだ。

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