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2006年7月21日 (金)

新しい産業としての農業

 昭和20年代には、この国の人口の半分以上が農家人口だった。多くの人々が、少ない耕地面積を少しずつ耕して生活していた。だから農業は、農家の家業でしかなかった。

 その後、農業就業者はずっと減り続けてきて、今日では全就業人口の4%程度でしかない。しかも、その半数近くが70歳以上なのである。農業生産が、過去の形のままで止まるならば農業は急速に縮小せざるを得ない。だが古い農業が衰退する一方で、今、新しい産業としての農業の成長が始まっている。

 菊川市に、T園芸KKという農企業がある。カジュアルな鉢物を生産し、全国の量販店に供給している。従業員は約50人。年商は10億円近い。大型化する末端流通に対応できる生産システムの構築で、企業経営を発展させている。Cimg0183

 海外から種苗を輸入すると共に、作業を分業化単純化してマニュアル化し、低コストな製品作りに成功している。約2haの生産温室では、様々な植物が移動ベンチの上で育っていた。Cimg0184

 水稲を中心とした経営や茶業、メロンやトマトなどの施設園芸、対規模な果樹園経営など、かってとは少しばかりイメージの違う農業が育ち始めている。零細な農業もそれなりに大切なのだが、企業化できるシステムの開発が、今、研究部門に求められている。 

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