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2006年8月23日 (水)

秋の足音

 今日は、処暑である。ススキが穂をのぞかせ、オーシ~ツクツクとヒグラシが鳴き始めた。四季の移ろいは留まることなく、もうすぐ名月をめでる中秋になる。

 お月見には、ススキを飾る。「すくすく育つ木」を飾って、豊作を祈念する意味合いがあるようだ。考えてみれば私達は、七夕やお盆、月見、秋祭りなどと四季折々に随分と粋な生活をしてきたものだと思う。

 でも、稲作農業への依存が減るにしたがって、そうした四季の風流も年々寂しくなっていくような気がする。あるいは、根無し草になりつつあると言うべきだろうか。Cimg0236

 かつてススキは、日本人にとって無くてはならない植物だった。ケイ酸の多い植物体は、硬くて腐りにくい。だからこのススキを束ねて、屋根材として使ってきた。だから村々では、この屋根材を確保するために茅場を管理していたのだ。さすがに萱葺きの家は減ったが、格式ある神社は今日でもすべからく茅葺きである。

 建物の有様は、その国や地域の風土を色濃く反映したものになっている。日本人が木材と茅(ススキ)を使ったように、レンガや土壁、時にはオンドルやパオのようなものだったりする。

 明日訪れる韓国では、日本と同様に耕地の六割が水田である。そうして日本列島に稲作文明を伝えたのも、朝鮮半島に住む人々だった。韓国の稲作は今、高関税によってかろうじて維持されている。WTOの圧力の高まりの中で、韓国の農業はどこに向かうのか。農村のたたずまいは、どのように変化しているのか? 韓国の風土の片鱗を、垣間見てきたいと思っている。

 恐らく私の力では、韓国からの投稿は無理だ。従って、明日から4日間のブログはお休みします。

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