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2006年9月 2日 (土)

儒教と韓国の人々

 李氏朝鮮の500年は、儒教によってこの国の進歩や改革を封じ込めてきた。結果として、日韓併合という事態を容易に許してしまうことになったのだが、その代わりに 仁・礼と言った儒教風の習俗を色濃く残すことになった。

 韓国では、結婚しても夫婦の姓はそれぞれ変わらない。姓にはそれぞれ本貫(発祥)の地があって、同じ本貫の同姓は結婚できない。儒教では「同姓は、めとらず」とされているから、これを犯すものは畜生とされるのである。Cimg0245

 だから、同姓の男女が合う場合、まずはその本貫を確かめておかなくては安心できない。しかしながら、金大中元大統領の金姓は、500万人もいるそうである。この金姓同士の通婚は出来ないのだ。日本人の感覚ではどうにも割り切れないが、果たしてどちらが文明人なんだろうか。

 姓を重んじることは、先祖を尊ぶことと通じている。韓国では普通、毎年、四代前までの先祖の法事をおこなうことになっている。この法事を主催するのは長男だが、8人の先祖を毎年供養するのだから、毎月のように親類縁者を集めて法事をやらなくてはいけない。

 さすがに最近では、少子化で簡略化が進んでいるようだが、同属の繫がりをいやが上にも強くしてきたのは、この儒教の風習だろう。Cimg0251

 ところで日本の庶民が苗字を許されるのは、明治になってからだ。朝鮮では新羅の時代からだから、日本よりも千年近くも早いことになる。

 ソウルと釜山に、李舜臣の銅像がある。秀吉の朝鮮の役の折、水軍を率いて日本軍を撃破した人物である。秀吉は、この国に軍を二度送っている。最初の朝鮮の役の敗色濃厚な中で、李舜臣は請われて軍を指揮することになる。そして驚異的な活動で、藤堂高虎の水軍を撃破した。ところが戦後、変化を嫌う李朝は李舜臣を投獄してしまうのだ。

 そこに、再度(慶長の役)日本軍が攻めてくる。李舜臣は、労から出されて再び軍を率いて戦う。ここでも大いに日本軍を破ったのだが、彼はこの海戦で戦死してしまう。まことに、苛烈な愛国者というべきだろう。

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