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2006年10月 2日 (月)

宇宙船地球号

 この地球号は、60億人もの人々を収容する巨大なものになった。

 巨大な収容力を持ったそもそもは、約一万年前に始まった農耕に起因する。

 農耕以前の人類は、自然生態系の一部でしかなかった。

 それが、自然を人間にとって都合の良いように改造し、二次的な自然を創ることで生産力を高めてきた。

 単一な作物を大量に栽培するだけでなく、森林までも杉や檜の純林に変えてしまった。

 否それだけではない、大量の化学合成した農薬や肥料を振り撒き、極端に偏った生態系を造り上げてきたと言える。

 自然から収奪する技術ばかりが肥大化してきたのだ。

 そうした自然生態系の歪みは、常にバランスが取れるよう、これまでは自然の復元力が働いてきた。

 それは、農薬や薬剤に対する抵抗性の獲得と言う形であったり、時にハリケーンのような大規模な自然災害であったりする。

 この地球号の生態系の許容量は、いったい何処までなのか。どこまでならば、破壊が許されるのか。

 花粉症やアレルギーの蔓延は、そんな許容の限界を教えているのかもしれない。Cimg0341

 巨大な人口を抱える中国やインドの経済成長は、その許容量を試すような不気味さがある。

 大量のN化合物の集積や産業廃棄物が、確実にこの地球号を破壊していくような気がする。

 私達は、人間も自然の一部であることを何時の間にか忘れてしまっているようだ。

 

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