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2006年10月19日 (木)

食文化の成立ち

 私達が普段口にしていて、これこそ日本食だとか、イタリア料理、中国四千年の云々という食文化。

 それはもちろん、それぞれの民族の日々の生活の積み重ねが生み出したものです。

 でもそれは、ずっと昔からのものかと言うと、決してそんなことは無いのです。

 1502年のコロンブスの新大陸発見によって、世界の食は大きく変わることになります。

 そもそもコロンブスの航海の目的は、スペイン女王の要請で、インドの香料(胡椒)を安く手に入れるための航路の発見にありました。

 結果としてインドではなく、西インド諸島、それに中部アメリカに行き着いたのです。

 そして、その大陸には、私たちにとって代えがたい食材が色々とあったんです。

 先ず、トマトです。トマトは、南米のアンデスが原産ですね。

 トマトはイタリアに伝わって、イタリア料理の原点になる。

 トマトソース味のナポリタンですよ。

 それから、唐辛子。これもアメリカ原産です。原産は、「唐」ではないですよ。

 辛い韓国料理もキムチも、唐辛子あっての料理ですよね。

 中国の四川料理だって、今日の味が出来あがるのは唐辛子が伝わってからでしょう。

 もちろん、アンデス高地原産のジャガイモもそうです。

 ドイツ料理ならずとも、私達の食卓からジャガイモを無くしたらまったく味気なくなります。

 肉じゃがも、出来ないんですから。

 交易や交流と言うものは、すごいものを生み出していくんですね。

 今、世界的な日本食ブームなんだそうですが、日本食も世界の食材と出合ってより進化していくんでしょうね。

 私達一人ひとりも、出会いを大切にすることで、もっと豊かになれるかもしれません。

 一期一会ですね。 

 

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コメント

はじめまして、
食の話と見て最近びっくりしたことを書きます。
韓国に唐辛子が入ったのは明治時代のごく最近で、中国からではなく日本人が持ち込んだそうです。父曰く「キムチに唐辛子なんか入ってなく、白いにんにく味のものしかなかった」そうです。先日ラジオで、韓国料理に唐辛子を持ち込んだのは日本人だと聞きました。
辛くないキムチはとても食えなかったと父の気持ちはうなずけますね。

投稿: 心象仙人 | 2006年10月19日 (木) 21時51分

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