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2006年10月 5日 (木)

桜花

 サクラは、東アジア一帯に分布している樹だ。

 でも、園芸種のほとんどは日本産なのですね。

 よって、サクラが日本を代表する花になったのです。

 当然に日本には多種多様なサクラがあるのですが、実は、この秋に満開になるサクラがあるのです。

 10月サクラと呼ばれて、一人ぽつねんと咲いています。何故か物悲しそうでもあります。

 古来から日本では、サクラは春と決まっていて、

 10月サクラは、一生懸命に咲いているのだけれど、Cimg0371

 人々には 「オャ、狂い咲きかな?」 としか見てもらえない。

 この点、早咲きのサクラは得をしている。

 我が家に、早咲きの河津サクラが3本植わっている。

 これはもう既に葉を落として、冬篭りの体勢にあるのだが、Cimg0372

 この河津サクラは、2月中旬から花を咲かせる。

 そして河津の町には、このサクラ見物に毎年100万人もの人々が押し寄せる。

 春を待つ心が、人々を誘うのだ。

 だけど、秋に咲くサクラには人々は集まらない。

 気分は 「冬を前にして、今更サクラが咲いて何とする」 と言ったところだろう。

 人間にも、大器晩成という言葉がある。 

 それなりの意味は有るのだが、大抵は出遅れに対する慰めの言葉である。

 不肖私なぞも、秋咲のサクラなのかも知れないと思っている。

 それとも 「やはり野に置け レンゲ草」 かな?

 『 晩成の 春が恨めし 桜花 』

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