« 就業革命 | トップページ | ねんりんピック »

2006年10月29日 (日)

日本丸

 オランダ製の帆船、咸臨丸がアメリカ西海岸にたどり着いたのは、1860年の春のことだ。

 まだ、150年も経っていない。ほんのつい最近のことなのだ。

 でもその150年間に、明治維新やら日清・日露、そして第二次世界大戦があった。

 激動の150年と言うべきだろう。だから、海を渡った勝海舟や福沢諭吉は、遠い昔の人のように思ってしまう。

 「太平洋の白鳥」と呼ばれる日本丸が、清水港に寄港している。

 今日、その日本丸に乗船してきた。

 全長110mもあるから、咸臨丸の倍はあるのだろう。

 日本丸は、商船高専の生徒達120名を乗せて、長崎への航海の途中寄航したのだ。

 帆(セイル)は、6本のマストに36枚もある。

 その帆を一杯に膨らませて、静かに海の上を滑るように走る。

 雄大な自然の営みを、巧みに利用する人間のたくましさ。

 おそらく、乗組員が力を合わせなければ、そんな航海は出来ないはずだ。

 21世紀のこの時代に、何故帆船に乗るのか。

 そこには、人間の慢心を許さない厳しい自然との対峙がある。

 一人ひとりの責任感や協調性が、この船を動かしている。

 その原動力は、どんな組織にも共通のものだ。

 指導者の厳しさや温かさが、一人ひとりの達成感ややりがいを醸し出していく。

 日本丸は明後日、登しょう礼とともに大阪に向けて出航する。

 『 帆船に 立ちて歴史を 返り見る 』

 

|

« 就業革命 | トップページ | ねんりんピック »

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本丸:

« 就業革命 | トップページ | ねんりんピック »