« お茶と水研究会 | トップページ | 紅ほっぺ »

2006年10月12日 (木)

光と農業

 農業は、最大の光産業だと言える。

 太陽光をエネルギーとして体内に取り込んで、必要な物質を生み出す。

 光はエネルギーとしてだけではなく、植物が生きていくためのシグナル(情報)としても重要なものだ。

 だから、一度根を張ると移動出来ない植物は、生存のために光の変化に対応して様々な反応をする。

 ひょろひょろと伸びたり、慌てて花を咲かせたり、葉を落としたりと言った具合だ。

 言うならば植物は、光に反応する精密なマイクロマシンなのだ。Cimg0419

 それを人工的にコントロールするのが、植物工場や補光、遮光などの光関連技術だ。

 とは言え、分からないことが多い。と言うよりも、ほとんど何も分かっていないと言って良いだろう。

 光をコントロールすることで、様々な可能性が語られる。だが、その何れも太陽光に勝るものではない。

 第一私達が毎日使っている石油や石炭だって、植物が気の遠くなるような年月をかけて地球に蓄えた太陽エネルギーなのだ。

 今日、光を使って新しい産業が出来ないかという研究会が開かれた。

 植物の発生する光(バイオフォトン)を利用して、植物抵抗生物質(サプリメントのようなもの)を探し出すこと。

 ・・などが報告されたが、まだまだ道遠しと言った感がする。Cimg0417

 古い知識で新しい産業は起しえない。だが、先走りと思い込みだけでは何も生み出さない。

 ゲノム解析を含めて、研究のこれからを考える貴重な時間になった。

 

|

« お茶と水研究会 | トップページ | 紅ほっぺ »

農業」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 光と農業:

« お茶と水研究会 | トップページ | 紅ほっぺ »