町のちっちゃな文化展
今でも旧道沿いには、当時を偲ばせる数多くの古民家が残っている。
多くの人々に、この町並みと文化を見てもらうことで、地域が生き返るのではないか。
八年前、町の有志が始めた試みである。
今年は、この城下町の舞台に、全国から100名を超えるアーティストが集まった。
陶芸や絵画、版画、書、竹細工、織物、空間装飾、雛、音楽などだ。
それに土着の酒屋や醤油屋、麩、風土凧、祭囃子、神社などが加わっている。
気前良く屋敷を開放している町の人達も大したものである。
この三日間、一体どれほどの人々がこの横須賀を訪れたことだろうか。
とても「ちっちゃな」などと言えた物ではない。
一つ一つはちっちゃくても、街道は江戸時代の往時を凌ぐ賑わいの場になった。
一渡り展示の数々を覗いた後、清水邸の庭を前に抹茶を喫してきた。
清水邸では、今や世界的書家の大杉弘子さんが作品を展示していた。
『 人々の 汗が咲かせた 芸の秋 』
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