高齢者を活かす
20年位前、英国に行った時の話です。
私が、ヒースロー空港で最初に驚いたこと。
それは私たちの乗ったバスのドライバーが、60代後半の女性ドライバーだったことでした。
しかも、その婆ちゃんが、時速200km位で高速道をぶっ飛ばすのです。
バブル経済絶頂期の日本人の私の目には、英国病と言われて衰退著しいイギリスの実状を見る思いでした。
そう思って見ると、地下鉄や道路工事で働いているのはみんな黒人だし、街中の住宅には「For Sell」の貼紙がやけに目立つ。
これからの日本は、当時の英国よりももつと高齢の国になるのです。
団塊の世代のリタイアが話題になるけれど、引退してもらっては困るのだ。
英国の婆ちゃんのように、70歳くらいまでは色々な所でバリバリと働くべきなのだ。
そうすれば、年金問題も起こらないし、シニア向けの需要だってグ~ンと盛り上がる。
そういえば、カグヤヒメのコンサートや森昌子の復活だって、60歳代の美人女優の出現も昔の常識では考えられなかった。
今の開業医の平均年齢は、60歳なんだそうだ。
タクシー運転手の平均年齢も55歳。
農業生産者に関しては、あえて言うまでも無い。
考えてみれば、観客も患者も、高齢者が多くを占めるのだ。
だからこれからの産業は、リタイア組の活かし方で成否が決まりそうだ。
高齢労働力をシステムとして活かす農業も、けっこう面白そうだ。
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