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2006年12月30日 (土)

年の瀬 随想

いよいよ、年の瀬である。

今年も人事異動やら新たな出会いやら、色々とあったけどもうすぐ終わりだ。

一年と言う歳時記は、心のけじめには欠くことが出来ない。

このケジメなくして、新しいノートは開けないのだ。Cimg2513

昔、私の子供の頃、この国が敗戦直後で貧しかった頃のことだ。

大晦日には、私たち子供の枕元に真新しい下着やメリヤスが置かれていた。

年が明けてまだ暗いうちに、眠い目をこすりながらそのシャツに袖を通す。

リンとした冷たい空気に、新しい下着の心地良い暖かさが忘れられない。

新品を着て、みんなで初詣に出かけるのだ。

それで、私達の一年が始まった。

親父もお袋も、若かった。

今日よりも明日を、今年よりも来年こそをと励んでいた。

昨今、新しい下着なぞに喜ぶ子供がいるだろうか?

暗いうちの初詣など、若い親達は子供を連れて行くだろうか?

貧しかったけど、家族そろって前を向いていたような気がする。

もうすぐ、一年のケジメの瀬がやってくる。

来年は、亥年である。

既に、猪突猛進の年齢でもない。

じっくりと、向後を考える年にするべきだろうか。

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