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2006年12月18日 (月)

伊豆の初冬

 久しぶりの冬型・晴天である。

 所要で急遽、伊豆に向かうことになった。

 空には一欠けらの雲もなく、晴れ渡っている。

 富士の峰は、崇高に輝いている。Cimg2474

 「あの山頂の頂まで、田子浦から駆け登ったのだ」

 富士を通過するたびに、雨の漆黒を走った夜を思い出す。

 3776mの頂に、田子浦で汲んだ海水をかけ、そして又田子浦に駆け下った。

 その頂が、今日は輝いている。

 伊豆は、まだ遅れた秋が続いていて、紅葉のシーズンと言っても良い。

 伊豆急の「黒船」電車が走り、Cimg2475

 初冬の花々に、歳時記を感じざるを得ない。

 ストレッチア(極楽鳥花)は、これから盛りを迎える。

 極彩色を極楽と言うなら、これほどうってつけの花はない。Cimg2477

 自然の妙とは言え、よく出来ているとつくづく思う。

 アロエの花は、今が盛りだ。

 伊豆のあちこちに、その花をのぞかせている。Cimg2480

 ビワの花とも相俟って、彼らはわざわざ冬に花を咲かせる。

 花粉を運ぶ虫も少ないのだが、あえてその冬を選んで花を咲かせる。

 多くの草花に同調もせずに、孤高の生き方をしてきた花たちだ。

 ゆえに、何かもの言わんとするかのようであり、見過ごすことが出来ない。

 [人の生きる故は何か?」Cimg2482

 「信念を貫いて、清々と冬空に咲いてみろ!」

 しずかに、そう囁いているように感じられた。

 その花々を見上げる伊豆の海は、ひときわ輝いて伊豆七島もくっきりと浮かんでいた。

 「 光る海 遠方からの 野辺の道 」 

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