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2007年1月30日 (火)

カーネーションって

昭和30年頃だろうか、小学校で母の日のためにカーネーションが配られたことがあった。

みんな赤い花をもらったのだが、数人が白い花だった。Cimg2618

その時、父子家庭のお父さんには白い花なのだと教えられた。

その花の白色が、子供心に少しばかり未知の世界の存在を知らせてくれた。

カーネーションは、ナデシコの仲間である。Cimg2638

原産は、スペインやギリシャのあたりらしい。

ノルマン人の移動や十字軍によって、全ヨーロッパに広まったとされている。

この日本には、江戸初期の出島にオランダから伝わった。

だから、オランダ石竹と呼ばれていた。Cimg2624

その花が、何故か分からないのだが、母の日のシンボルとして大ブレイクする。

そのカーネーションのブレイクが、花き園芸の広がりを促した。

日本人が、身近に花を買って愛でるきっかけになったのだ。

ところがこの花は、日持ちが良いために最も早く国際商品化した。

世界の最も適地で栽培して、その花を世界中に輸出する。Cimg2625

この方式は、バラや洋ランにも広がって、国内の花生産を圧迫し続けている。

世界最大のカーネーション生産基地は、コロンビアのボゴタ高原にあって、ハウスの面積が数十ヘクタールもある農場が幾つもある。

もちろん、日本にも輸出されている。

それに日本の母の日の前には、世界中からカーネーションが輸入される。

国内の生産者だって、手をこまねいている訳ではない。 Cimg2627

次々と新しい品種を栽培して、より一層の美しさと鮮度を武器に、必死の防戦に努めている。

だから今カーネーションは、フリルのある花やら切れ込みの深いもの、青や紫と実に多彩になっている。

あなたは、コロンビアから輸入した花を、お母さんに贈りますか? 

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