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2007年2月 9日 (金)

台湾訪問

昨日から、「お茶と水研究会」の一員として台湾を訪れている。

梅揚茶業試験場や日月譚の魚池改良場、東方美人の茶畑などを巡って、意見交換に明け暮れている。

台湾は、日本が終戦までの50年間に渡って領有した地である。

それに1972年以降国交を断ったままなのだが、経済的には極めて密接な関係にある。

しかし一方、私達戦後世代にとっては、単なる観光地ではあっても、その厳しいこれまでの歴史はほとんど知らないのが現実だ。

それは、国民党政権が「台湾人が台湾の歴史を知っては困る」からに他ならなかった。

自らの政権の正当性を維持するためには、歴史が邪魔だったのだ。

そして、歴史を学ぶことが許されたのは、李登輝氏による民主化の始まったつい最近のことでしかない。

台湾の歴史を概観するなら、外来政権による支配と住民による抵抗の歴史だ。

虐殺に近い形で、何度も大量の住民が殺されてきた。

台湾は、1624年にオランダに支配されるまでは、マレー・ポリネシア系の人々の住む所だった。

中国本土の明王朝ですら、倭寇や海賊の巣窟として放棄していたのだ。

そのオランダを追い出したのは、海賊の頭領の鄭芝竜と日本人女性との間に生まれた鄭成功である。

鄭政権は20年続くのだが、中国大陸に清王朝が興って清国領となる。

やがて日清戦争の結果、日本領になる。

戦後は、蒋介石の国民党政権が大挙移り住んで今日に至るのだ。

そして、支配者が変わる度に数万人の血が流されてきたのだ。

今、やっと民主化された台湾は、大変な経済発展を見せている。

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