鹿谷郷の凍頂烏龍
海抜800mほどの凍頂山を中心にした鹿谷郷一体で生産されるお茶が、あの凍頂烏龍である。
かつては100haほどにしか過ぎなかったが、今では茶園面積は1,800haを超えていると言う。
高台から凍頂山を望むと、ゴンロウ樹の屏風の向こうに、耕して天にいたるかのような段々茶畑が競りあがっている。
ビンロウやパイナップルが南国の風情を醸し出し、一種独特なお茶が生産できそうな雰囲気がある。
品種は、青心烏龍と四季春である。
ここでは一番茶の後、秋茶と冬茶を採る。
道路沿いには、自園自製自販の店が並び、茶や竹の看板が目立つ。
それによく見ると、9.11の集集大地震の爪痕が、未だそこここに残っている。
ビンロウ樹との兼ね合いだろうか、この鹿谷郷には竹が良く似合う。
料理にも竹の子か多いし、名物は竹筒飯だ。
この日の昼は、凍頂烏龍の畑を眺めながらの昼食となった。
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