人はどうして、花をきれいだと思うんだろう。
そんなテーマを、上野の国立科学博物館が掲げて、
明日から6月の中旬まで「特別展FLOWER~太古の花から青いバラまで~」が開催される。
花と科学を見詰めてみようということです。
それで今日は、その内覧会と開会式に行って来ました。
私の研究所のマーガレットの育種が、このテーマにぴったりだと言うことで、
それで「花をつくる」ゾーンに展示しているのです。
全体を見せていただいたのですが、なかなかに面白い。
科学的に面白いと言うだけではなくて、
花というものの不思議さを改めて感じさせてくれます。
それに、メコノプシスと言うヒマラヤの青いケシの花。
サントリーが遺伝子組み換えで育成した「青いバラ」や「青いカーネーション」も見事です。
実はこの催しは、カール・フォン・リンネの生誕300年記念行事にもなっているのです。
リンネは植物分類学者で、今日の植物の「学名」のルールをつくった人なのです。
リンネによって、植物に世界共通の名前が与えられたのです。
そんなことから彼は、スエーデンの国民的英雄なのです。
と言うことでこの特別展に、スエーデン国王夫妻もおいでになりますし、天皇・皇后ご夫妻も観覧されるそうです。
ほんのしばらく前までは、マーガレットと言う花は、地味な白い花でしかありませんでした。
それがここ数年で、色とりどりの素晴らしい花になりました。
そのマーガレットが、会場の一角を立派に彩っているのです。
マーガレットもまた、花と言うものの不思議さを物語っているのです。
それに、マーガレットって名前、なんとなくエレガントじゃありません!
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