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2007年4月 4日 (水)

音楽葬

静岡のミケランジェロかレオナルド・ダ・ビンチかと言われていた、磯谷恵一さんがなくなった。

発明家で芸術家で文学者で、私にはこんな人が存在することの方が不思議だった。

天は二物を与えずと言うけれど、磯谷さんはいくつもの天性を持っておられた。

物腰は柔らかく、にも拘らず、透徹した時代を見詰める厳しい眼力を持っておられた。

生涯に発明した文物は数知れない。Cimg3020

もちろん静電気を使った仕分け機の電棒はもとより、シーマ製茶機、

かつて、キヨスクで一世を風靡した「揉みもみ茶」も彼の発明であった。

その磯谷さんが、突然お亡くなりになった。

葬儀に参列し、この方の鮮烈さを思い知らされた。

居並ぶ400人余の参列者が、息を飲む葬儀であった。

一辺の読経ものりとも無かった。

もちろん、抹香とて無縁であった。

厳かに響くクラッシック音楽と、取り巻く花々と、別れの言葉が満ち満ちていた。

清めの塩とてなくて、代わりにアスターとカスミソウの種が配られた。

常人では、こんな葬儀は出来るはずも無い。

磯谷さんは死して尚、発明家であった。

私たちは、かけがえのむ無い人を失ったのだと思った。

享年80歳、まだまだ発明の炎を燃やしておられた。

死してし止まん、男の生涯!

磯谷さんに、心からの感謝を申し上げたい。

人生を、こよなく楽しんで生きてこられた磯谷さんに、合掌。

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