アジアの中の日本
日本人は、弥生の昔からアジアの片端に住む民族として、
室町までは、二本からは唐(中国)天竺(インド)までの世界観だった。
江戸期には、広い世界を知りつつ、細々とオランダと付き合っていた。
その民族が明治以降、俄然、欧米を向いて生きるようになった。
そして戦後は特に、対米一辺倒でやってきた。
そうして今、何百年かぶりに中国が交易の最大相手国になった。
榊原英輔に言わせれば、「近未来の世界のGDPは、
一位中国、二位アメリカ、三位インド、そして四位が日本になる」と予言している。
つまり世界の経済の中心は、アジアになるのだと言うのだ。
さあ日本は、過去の負の遺産を背負いながら、
アジアが中心となる国際社会の中でどう生きるべきなのか。
いまさら欧米を思慕したって、冷戦構造の瓦解で、地勢はすっかり変わってしまっている。
欧米から見れば、日本なぞは運命共同体でもなんでもないのだ。
日本はこれから、アジアをこそ重視すべきなのだ。
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