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2007年5月24日 (木)

デカフォレスト

デカフォレストとは、八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン10回完走者に贈られる称号である。Cimg3313

紀元前490年、マラトンの戦いの最中、苦戦を強いられたアテネ軍の伝令が、

スパルタからアテネまでの264kmを援軍を求めて走った。

これが今日の、国際レース 「スパルタスロン」の由来だ。Cimg3317

その主催者である「国際スパルタスロン協会」が、日本で最も完走の難しい過酷なレースと認め、

ギリシャ語で、デキカス・ニキティス(10回完走した勇敢な人)という称号を贈ってくれたのです。

この言葉をもとに創られたのが、デカフォレスト(10回完走した森の勇者)です。Cimg3326

今回、一緒に出場した仲間の中には、五年目や三回目で初めて完走を果たした人がいます。

長い期間かけて訓練して、そしてやっとゴールにたどり着く。

その思いは、経験したことの無い人には想像だにできないでしょう。

だからゴールを前に、涙ぐみながら走ってくるランナーは珍しくない。Cimg3350

今年で12回完走している私だって、ゴールの200mほど前からこみ上げるものがありました。

100kmのレースには、必ず何かしらのアクシデントと言うか、予想だにしないドラマがあるからです。

人の一生と同じで、100kmの中には出合や障害、挫折や落胆、誇らしさや惨めさなど、Cimg3337

様々な要素が凝縮されて出てくるのです。

この13年間を考えれば、もっともっと波乱に富んでいます。

第一回のレースは、前夜の説明会に出ただけで引き返しました。

義父が亡くなったと言う連絡が、宿舎に届いていたからです。Cimg3351

一日中降り続く雨の中を走ったことも、40度もの酷暑の日もありました。

二度の雷雨に見舞われて、体が冷たくなって動かなくなったこと、

真っ暗な中を、門限に追われて走ったこともありました。

考えてみれば、アッと言う間の13年なのです。

私の一年にとって、最大のピークがこの八ヶ岳なのです。

12時間30分は、私にとっての一年の凝縮。

「今年も一年をやり遂げた。」そんな気分なのです。

もちろん、愉快な心許せる仲間がいたからこそ、続けてこれたのです。

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