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2007年5月27日 (日)

山と人とお茶と

人々は山に生業を求めて、千年も前から中山間に住み着いてきた。

獣を獲り、山の木や野菜を育てて営みを続けてきた。Cimg3248

近世の経済・工業社会は、そんな山の営みをずっと否定し続けてきた。

それで山に住む人は、老人と僅かばかりになってしまった。

山また山のこの日本列島の大部分が、人の住まない所になろうとしている。

大都市の快適なマンションなんて、本当は人の住む所ではないのかもしれない。Cimg3255

隣に誰が住むのかも知らず、みんな孤独でせせらぎの流れすら身近にはない。

辛うじて、お茶のある所に人が住んでいる。

山の斜面に幾ばくかの茶園があって、一定の所得が得られたからだ。

お茶が、山の生活を支えていたのだ。Cimg3260

だがそのお茶も、少々怪しくなっている。

高度経済成長期に、みんなヤブキタになってしまって、特徴のある山の茶が無くなった。

生産条件の劣悪な山の茶が、平坦地の茶と同じ土俵で競争できるはずがない。

それで、山を放棄する人が増えているのだ。

山では、そこでしか作れないお茶を生産して、Cimg3269

山でなければ出来ない豊かな生活をするのだ。

そんなやり方こそ、山の生活を復活させることができる。

ともあれ、希少価値を創造して、山の生業を取り戻すことだ。

手摘みする農家の皆さんを見ながら、そんな事を考えた。

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