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2007年6月30日 (土)

豊穣

アダムとイブの頃から、葡萄は豊穣のシンボルだ。Cimg3539

子沢山だから、セックスのシンボルでさえあった。

昨年の秋から、剪定、施肥、芽掻き、誘引、花房整理、摘粒などと

日常の潅水以外にも様々な作業がある。Cimg3542

虫もつくし、病気にもなる。

そんな葡萄を甲斐甲斐しく育ててきて、

房が重くたれ、色付き始めている。Cimg3540

それを支える棚も、10cmは下がっただろうか。

その分だけ、豊穣ということだ。

毎朝、その豊かな稔りの色付を巡視する。Cimg3541

その閲兵官の私の顔は、おそらく誇りに満ちているはずだ。

そして彼女らは、最敬礼で体を震わせて私を迎える。

そんな、一年で一番幸せなときを迎えようとしている。

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2007年6月29日 (金)

困った人達の真実

何時の世にも、困った人達がいる。

さしずめ今の日本なら、ニートとか村上某とか、ヤクザものだったりする。

ところが時代によっては、このアウトローが新しい時代を作ってしまったりする。Cimg3524

戦国時代など、乱暴ものが天下を争ったのであって、今日の常人には信じられない世界だ。

演出家の鈴木忠志によれば、田中角栄や美空ひばり、三島由紀夫もその仲間に入ると言う。

三人とも世間的常識を突き抜けて、欲望のままに生きたのだと。

事実、一人は総理大臣まで努めながら囚人となり、やがて言語能力を奪われて死ぬ。

また一人は、暴力団の親分をパトロンにし、天才と言われながら奇病で死ぬ。

一人は東大を卒業した文化人でありながら、自衛隊に殴りこんで切腹する。Cimg3523

・・・と、言った具合である。

要するに、人生を激しく燃え尽きた人たちだ。

その三島由紀夫の戯曲、サド公爵夫人の第二幕を観劇した。

プロバンスの名家、フランソワ・ド・サド公爵と婦人の物語だ。

ちなみにサディズムは、サド公爵の名に由来する。

時代と共に価値観もどんどん変わっていくのだが、

人間とは何なのか、を考えさせる一幕であった。Cimg3173

今日だって、「何で駄目なのよ」とか、年金問題のように「そんな馬鹿な!!」

と言うことがあったりする。

何時の時代だって、はぐれ駒がいて、その存在も一定の意味を持っているのだ。

サディズムという極端な猟奇に託した作者の主張も、何となく分かるような気がした。

でもまあ、芸術性はともかく、肩のこる芝居ではあった。

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2007年6月28日 (木)

餃子と統計

B級グルメなるものが、少しばかり世の中を楽しくしている。

富士宮ヤキソバとか、浜松餃子とか言っているアレだ。Cimg3536

旅に出て、その土地なりの美味いものを食べたい。

誰も思うことだ。

だが、「名物に美味いものなし」等と言われて久しい。

ところがB級グルメでは、たとえ外れたとしてもヤキソバである。

悔しいとも思わないだろう。Cimg3535

そんな気楽さもあって、B級グルメは益々フィーバーしている。

その一つ、浜松餃子の話である。

餃子消費の日本一は、長い間、宇都宮とされてきた。

宇都宮では、周辺にニラやネギ、ハクサイの生産が多い。

その地に戦後、中国からの復員兵が餃子の味を広めたのだと言う。

この春、そんな餃子王国に異変が起こった。Cimg3534

突然、餃子消費量日本一は、浜松だと言うことになった。

それも、圧倒的な差をつけてである。

浜松市民の一人当たり餃子消費は、約二万円。

宇都宮は、5千円に満たないのだ。

そう言えば、浜松は農業都市でもある。

農業でも、宇都宮の比ではないのだ。

何故、突然の逆転が起こったのか。

実は餃子消費の統計の対象が、県庁所在地と政令指定都市だったのだ。

この春、浜松が政令指定都市になって、その厳然とした事実が日の目を見たという次第である。

俄然、浜松っ子は元気付いて、浜松の餃子の消費もうなぎ登りのようである。

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2007年6月27日 (水)

先進国でこその農業

日本に、遅れた産業が三つあると言われる。Cimg3508

それは、金融、医療、それに農業である。

金融は護送船団が崩壊し、この十数年厳しい荒波にあって一新されつつある。

残るは、医療と農業だ。

医療はさておき、実は農業は先進国型産業なのだ。Cimg3514

現実に、アメリカもカナダ、オーストラリア、フランスも立派な先進国だが、

同時に強大な農産物輸出国だ。

英国だって食料自給率70%、ドイツは90%と立派なものだ。

然るにこの日本は、エネルギーベースの自給率で40%そこそこである。Cimg3454

かつて私達は、「先進国は工業を発展させて、後進国の農産物を買うものだ」と教えられた。

しかし、その農産物を売るはずだった後進国がおしなべて工業を発展させ、

食料を輸入するような状況に変わってきた。

世界最大の農産物輸出国アメリカの穀物価格は、エタノール生産への転換で高騰を続けている。

はてさて、日本人の食い物はどうなるのか。Cimg3435

実は農業は、先進国でこそ発展し得る産業だったのだ。

ハイテクの生産施設と技術、農地と労働力の高度利用、高い経営力、

そして、成熟した豊かな消費市場がそこにある。

一刻も早く、日本の農業を先進国型に変えなくてはいけない。

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2007年6月26日 (火)

帝国の崩壊

かつて、帝国と呼ばれた国があった。Cimg3522

だがそのいずれもが、かつての栄華をとどめていいない。

300年間続いた大英帝国しかり、オスマントルコやローマ帝国も、モンゴール帝国もしかりだ。 

軍事であれ経済であれ、繁栄は永遠には続かないのだ。

他国の歴史はさておき、この日本の将来はどうだろうか。Cimg3521

ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われたのは、何時のことだろうか。

BRIICS諸国の台頭の前に、この国の産業はいかなる形になっていくのか。

とどのつまり、最後は農業がこの国を支えるのだろうと思う。

その将来を見通すこと無くして、産業を語ることは出来ないと思うのだ。

無謀な土地利用論や、時代の変化に逆らうような議論がある。Cimg3520

でも、この国の将来は、国土をしっかりと耕すことから始まるのだ。

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2007年6月25日 (月)

燦然とした人生の輝き

自分のことは自分でやって、世のために生きて責任を持つ。

そこに、人の生きた意味が見えてくるのだと思う。Cimg3387

ところが今日のこの国は、生きる意味を忘れさせる国になっている。

かつての日本は、貧しかったこともあって、大家族が寄り添って暮らす国だった。

だけど今、1,500万世帯、全世帯の30%が単身世帯になった。

もちろん単身の理由には、未婚、離別、死別がある。Cimg3388

今日の世相を語るとき、「少子高齢化」は欠かせない言葉になってしまった。

高齢化は、有る意味で必然だとして、

少子は、その人生の輝きに関係してくる。

結婚すれば、そこそこに子供が生まれる。

だが少子化は、若者が結婚しないから起こっている。Cimg3370

現実に30~34歳の男子の48%は未婚なのだ。

実は、団塊の世代の先頭を走ってきた私の同級生には、

女性の未婚者が多い。

何故なら、対象となる男がいなかったのだ。

上級生は、自分達の半分もいなかった。

俄然、年下の男を伴侶にする他無かった。

それで、キャンディーズの「♪年下の男の子♪」が流行ったりした。

結婚できなくて、仕事に精を出した人は、キャリアウーマンと言われた。

団塊の世代は、物理的に結婚できなかったのだ。

ところが今日の若者は、自分から結婚しないのだ。

基本的に、人間の生き方として間違っている。

涙も怒りも苦しみもあるけれど、

結婚して子供を育てることの中に、燦然とした人生の輝きがあるのだ。

失敗したっていいだろう。失敗だって、時に人生の輝きなのだ。

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2007年6月24日 (日)

もとの黙阿弥

影武者になった黙阿弥のことだ。

影武者は、黒沢明の映画で武田信玄の「影武者」が有名になった。Cimg3511

だが、黙阿弥は戦国初期の男だ。

大和の筒井順昭が死に際して、

島左近らに遺言する。

「跡継ぎの順慶が、未だ三歳である。

我もし死せば、松永弾正が我が家を攻めること必定。

わが死後三年は、ふかく喪を秘すべし。」Cimg3512

そして、奈良に住む盲人が、自分にそっくりだと言う。

そのそっくりさんを、影武者にせよ。それが遺言になった。

島たちは、忠実に遺言を守って、黙阿弥を順昭に仕立てたのだ。

結局のところ、味方までも黙阿弥を主君と思う込むようになる。

足掛け十年。黙阿弥はずっと筒井順昭を演じ続けた。

が、順慶の元服で黙阿弥の役割は終わる。 Cimg3513

元の乞食坊主に、放逐されてしまったのだ。

それで、「もとの黙阿弥」と言うようになったのだそうだ。

何だかこの話、定年を迎えた団塊の世代にも通じるような気がする。

一生懸命役割を務めてきて、もう若君が元服だから引退してよねって。

それで、乞食坊主ならぬ、年金坊主になるのだけれど・・・・。

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2007年6月23日 (土)

どんな幸せ?

あなたにとって、どんな幸せが大切なの?

そう自問してみて、何と答えられるだろうか。Cimg3516

家族との団欒? 、仕事での自己実現?、社会的な成功?、はたまた貯蓄なのだろうか・・・

もちろん、みんな大切なんだろうけど、

人間は社会の中に生きているけれど、結局は一人ひとりなんだよね。

とどのつまり、自分ってやつが納得できなかったら,幸せなんて言えないよね。Cimg3517

だけれども多くの人は、身の回りの細事を自分の幸せだと思い込もうとして暮らしている。

多分そうでもしなかったら、人生やってられないからだろう。

小さな幸せに満足して、自分に挑戦することなんてしない。

上司にはへつらい、近所にもあれこれと気を使い、

何時の間にか、自分の信念もどこにあるのかすら忘れている。

もっと言うならば、物事を考えようともしなくなっている。Cimg3518

小市民で生きた方が得だとも思っている。

でもね。

あなたにとって、本当は「どんな幸せ」を追求すべきなんですか?

人生が終わる頃になって気がついたって、駄目だよね。Cimg3519

だから、できる限り自由人でありたいと思う。

自由人が無理なら、解き放たれた時間を持ちたいと思う。

私は私なのだと !!!

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2007年6月22日 (金)

梅雨空

六月の下旬になって、久しぶりの梅雨空だ。Cimg3515

どうも今年は、空梅雨のようだ。

特に関東は、ほとんど降っていないようだ。

毎年うっとおしい梅雨なのだが、実は降るべき時にはチャンと降ってくれないと困る。

何故、この列島に梅雨があるのか?Cimg3510

実は、日本列島の位置している緯度30度付近は、赤道付近の上昇気流が降下する所だ。

上昇気流のないところには、雨が無い。

だから同緯度の大陸内部は、おしなべて砂漠か半乾燥地帯になっている。

シルクロードが典型的だし、南半球のオーストラリアもそうだ。Cimg3509

ところが日本列島は、典型的なモンスーンになっている。

それは、上空を流れるジェット気流のお陰だ。

ジェット気流が、少しばかり北に移動して、ヒマラヤ山脈に衝突する。

それが、高温多湿な小笠原気団と寒冷で多湿なオホーツク気団の衝突を起し、

梅雨前線を作り出している。Cimg3507

そして、その上空8000mの現象が、この列島に潤沢な雨をもたらす。

水は、中東は言うに及ばず、中国だって貴重なものになっている。

日本人が、水に苦労しないのは、ジェット気流の微妙な変化のお陰なのだ。

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2007年6月21日 (木)

クラインガルデン

かれこれ、20年も前になるだろうか。

ドイツのミュンフェンに、クラインガルデン(小さな庭)を尋ねたことがある。

たまたま泊まったホテルの前に、そのガルデンはあった。

夕食までにしばらく時間があった。Cimg3506

それで私は、「関係者以外立ち入り禁止」を無視して、つい立ち入ってしまったのだが。

そのガルデンは、国鉄の経営するガルデンだった。

帯状に作られたガルデンで、中央の小道を挟んで両側に

3アール程度に区画された庭が、延々と続いている。

その庭の一つを覗くと、中年の夫婦がラウベ(小屋)の前でくつろいでいる。

それが実に、絵になっている。Cimg3455_1

それで、「写真を撮らせて欲しい」と頼むと、

「入って来い」と、そのエルンスト夫妻は言う。

日本からやってきた若者が珍しかったのか、

エルンストさんは、「今から、三人でオクトーバ・フェスタをやろう」と言って、

町までビールを買いに行ってしまった。

残されたのは、私と彼の奥さんである。Cimg3472

英語の会話が通じず、・・・・どうして過ごしたのやら記憶も無い。

ともあれ、三人のビアーパーティを終えてホテルに帰ると、既に夕食は片付けられていた。

昨日のお礼をしなければと言う思いで、翌朝、まだ暗いうちに彼の自宅を訪ねた。

彼の家は、アパートの一階にあってコンビニをやっていた。

朝の早いサラリーマンが、新聞などを買っていくのだが、彼はまだ寝ていた。

奥さんが一人甲斐甲斐しく働いていて、

「オーっ」と、両手を開いて私を迎え、ホッペにキスしてくれた。

ドイツでの、鮮烈な思い出である。

ドイツのガルデンには、それぞれクラブハウスがあって、貴重なコミュニティーになっている。

どんなコミュニティーに属するかは、ガルデンの選び方にあるのだ。

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2007年6月20日 (水)

熟年就農

農林水産省が、「2地域居住」なるものを推奨している。

定年を迎える団塊の世代に、

田舎に住んでもらおうという魂胆だ。Cimg3504

そもそも作物の育つ様は、私たちの生命活動とも共鳴する。

実に、日々新鮮で楽しいものだ。

私だって、早朝から葡萄の手入れに余念が無いのは、

色付き始めたその様に、ワクワクする時を得られるからだ。

長年都会で過ごしてきた熟年者にも、そんな喜びを味わってもらおうと言う訳だ。

その小さな農業で、生計を立てようなぞと思う訳ではない。

日々の楽しみと、そこそこの現金収入があれば、なおかつ結構ということだろう。

ドイツでは戦後、クラインガルデン(小さな庭)が発達した。Cimg3503

それは、アパートが生活の拠点だったから、庭の集まりにコミュニティーや安らぎを求めたのだ。

週末農園として、素晴らしく美しい文化となっている。

はてさてこの日本で、これをどのように仕組むことが出来るのだろうか?

まずは、少し規模の大きな市民農園を考えるのかな ?

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2007年6月19日 (火)

自分探しの旅

人間は、一人では生きられない。Cimg3502

方丈記の鴨長明だって、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水に・・・」

などと、世捨て人のような事を書いていながら、

何も山間僻地で仙人のような暮らしをしていた訳じゃない。

彼は宇治近くの法界寺に庵を作って暮らし、Cimg3417

時に新古今和歌集の選者として、鎌倉までも出かけていた。

つまり、長明にとって「社会との関係」は不可欠なものだったのだ。

考えてみると人の一生は、「社会と如何に関わるか」に尽きてしまう。

今、若者達の「自分探し」が、ブームなのだそうだ。Cimg3416

自分とは、その自分を社会の中で使ってみて、初めて分かるものだろう。

ところが、就職もせずにいて「自分探し」なのだという。

そもそも、自分などと言うものは、一生分からないものなのだ。

そうだからこそ、人の一生は世の評価に身をさらしつつ、

ひたすら自分を生かす道を探る旅なのだ。

それに、人間は人間の中でこそ、人たり得るのだ。

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2007年6月18日 (月)

パラサイト・シングル

結婚も就職もしないで、親のすねをかじり続けている困ったやつのことだ。

国民生活白書では、Cimg3499

「親と同居して、食・住などの基礎的生活コストを親に依存して生活している未婚者」

と、定義している。

このシングルが、年々増え続けている。

06年の親と同居の若年(20~34歳)未婚者数は、1,173万人。Cimg3500

同世代の46.4%に相当する。

さらに、親と同居の壮年(35~44歳)未婚者が、240万人もいる。

未婚もさることながら、問題なのは、

このパラサイトの8~9%が失業状態にあることだ。Cimg3501

未婚の理由だって、「適当な相手がいない」とは言い訳で、

「自由・気楽さを失いたくない。」 「必要性を感じない」だってさ。

そういえば江戸の昔、次三男相続する田畑も無くて部屋住み・・・・・・。Cimg3455

平成の今日、そんなことは無いだろう !

生活は苦しくても、結婚して次世代を残すのが、人間の務めだと思うのだが・・・・。

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2007年6月17日 (日)

ポジティブリスト

この制度が始まって、もう一年になる。

使える農薬は、あらかじめ残留基準が決められる。

その数値以下なら問題ない。Cimg3493

しかし、化学物質の種類は無数にある。

もし基準が定められていない物質は、極めて厳しい制限がある。

仮にそんな物質が0.01ppm以上見つかると、直ちに違反食品となって回収が義務づけられている。

もちろんその生産者には、罰則も有る。Cimg3488

しかしこの0.01ppmとは、50mプールに目薬一滴の量だ。

今日の分析機器は、極めて精巧にその数値を感知してしまう。

遠くから、農薬が飛散してきてもこの範囲を超える可能性がある。

それに、防除器具に付着していた農薬がこの範囲では検出されてしまう。

安心安全のためとは言え、真にシビアーな基準を作ったものである。Cimg3489

先日ある女性代議士から電話があって、

「これは制度問題よ。何故あんたの県は、ちゃんとした基準を創らないの!!!」

と叱責された。それで自分の選挙区が困っているとおっしゃる。

それはね。国の問題。代議士先生、あなたの問題なのです。

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2007年6月16日 (土)

原油高で得するのは誰

日本の原油輸入価格は、99年には17,2$/Bだった。

それが07年には、60.7$/Bと3.5倍になった。Cimg3497

はてさて、3.5倍になるほど需給関係が変わったのだろうか?

確かに、新興工業国の成長は著しい。

しかし片方で、省エネ技術だって随分進んでいる。

原油価格高騰の裏には、実は高等な戦略とマネーゲームがある。

第一、原油価格は、アメリカのWTIがリードしている。Cimg3496

WTIとは、西テキサスにある原油先物市場だ。

ここの需要量は、たかだか90万バーレルほどでしかないローカルな市場である。

でもその田舎の市場に、金が流れ込んで今日の価格を生み出した。

それで、誰が得をしているのか。Cimg3495

もちろん産油国なのだが、・・・・・・天然ガスを含めた産出国は、

一位は、ロシアで2,145万BD

二位が米国で、1,679万BD

三位が、サウジアラビアで1,198万BD

四位、カナダの664万BDと続く。Cimg3494

実は、原油高騰で最も恩恵を受けているのは、ロシアと米国なのだ。

米露石油同盟と言われる所以だ。

エネルギーの無いこの国は、高い原油やエネルギー転化で高騰している穀物を買うしかないのか?

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2007年6月15日 (金)

農業で生きよう !

新規に農業を始めようなどと言うことは、Cimg3434

ひょっとすると、起業より難しいかもしれない。

土地や資金だけでなく、栽培技術や雇用、販売などと、

もろもろの課題をクリアーしなければならないからだ。Cimg3431

ところがこの数年の間に、15名ものニューファーマーが誕生している所がある。

伊豆長岡温泉のある伊豆の国市だ。

しかも脱落者なし、その全員が見事に成果を上げつつあるのだ。Cimg3439

実は、彼らを自分の子供のように育てている仕掛人がいる。

農業経営士でもある鈴木幸雄さんである。

鈴木さんは、トマト栽培に卓越した技術を持っている。Cimg3440

そもそも、作物を上手く育てるにはコツがあるのだが、

その技術を、受け入れた研修生に確実に伝授しているのが鈴木さんだ。

しこうして数多くの若者が、農業経営者になった。Cimg3438

他の業種彼を経験してきた彼らは、農業にも新しい感覚を持っている。

鈴木さんから伝えられた技術と、自分のノウハウを組み合わせて、

それぞれが、すくすくと経営を発展させている。

そんな彼らの思いは、Cimg3436

「農業は、自分で方針を決められる。全て、自己責任の元で完遂できる。」

「季節を感じて生活できる。汗をかくことで、生きていることを実感。」

「自分の努力した結果が、青果として目に見える。」

「大変だけど、やりがいがある。」と異口同音に話している。

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2007年6月14日 (木)

アジアの発展はここまで来た!

今日は、ちょっと難しい話だ。

今世界は、人類史上始まって以来の高い経済発展を続けている。Cimg3492

その成長を牽引しているのが、BRIICS諸国だ。

年率5%以上の成長を続ける新興国のことだ。

この仲間に今年五月から、インドネシア(I)と南アフリカ(S)が加わった。

ブリツクス諸国の中でも、アジアの成長が際立っている。Cimg3491_1

21世紀に入ってからのこの5年間で、日本のGDPは5.7'%成長した。

しかしこの間に、中国のGDPは57.7%も成長している。

そんなアジアの成長を背景に、日本の貿易の73.5%がアジア諸国相手になった。

そして、アメリカとの取引は縮小を続け、既に17.5%でしかなくなった。

アメリカだって同じだ。Cimg3490

日本との取引よりも、アジア諸国との取引を重視するようになっている。

そうした動向は、世界の港湾ランキングに顕著に現れている。

世界の港湾で、コンテナ取扱量の最も多いのはシンガポールだ。

次いで香港、上海、深圳、釜山、高雄、ロッテルダム、

ドバイ、ハンブルクと続く。

ちなみに東京港は、なんと21番目でしかない。

横浜港が27位、名古屋が28位なのだ。

世界の工場は、明らかにアジアになりつつある。

アジアの片隅の日本は、経済でも片隅になりそうな雲息だ。

はてさて、日本の産業はどうなっていくのだろうか。

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2007年6月13日 (水)

言葉の世界観

言葉とは、まったく不可思議なものだと思う。Cimg3476

日頃から何気なく使っていても、その語彙にはしっかりとした世界がある。

例えば「夢うつつ」などと言う。

夢と現実の間、とでもいう意味だろうか。

つまり「うつつ」とは、現実世界を意味している。Cimg3104_1

そして「うつつ」には、「現」の字を、

「うつ」には、空とか虚などの字をあてている。

現実世界は、空だと言う訳である。

そういえば、般若心経の「空即是色 色即是空」で言う空は、現実世界のことだろう。

それに、希なものを「うつくしい」と言う。Cimg3109_1

ありのままを写真に撮ることを「うつす」と言うし、

物を異動することも「うつ((移)す」と言う。

それから、物を小さなものに盛るものを「うつわ(器)」と言う。

さすれば、うつ病とは如何なるものか。

現実世界で戸惑う病なのだろうか。

そんな詰まらないことを、「うつろ」に考えていた。

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2007年6月12日 (火)

マンゴー

熱帯アジア原産の、トロピカルフルーツだ。Cimg3459

デパートで見かけて値札を覗くと、一個数万円の価格だったりする。

こんな法外な値段で買う人はあるのかと思うのだが、

世の中には高いものを選んで買う人種がいるらしい。

ひとえに、その希少性とトロピカルな雰囲気に惹かれるのだろう。Cimg3448

それにインドやマライ半島のマンゴーとは違って、日本産は樹上で完熟させているから味も良い。

本来マンゴーの樹は、20mもの高木になる常緑樹だ。

日本ではそのマンゴーを大きくさせないために、ハウスの中で鉢植えで栽培している。

しかも熟して落ちるのを待って、網で支えて収穫する。Cimg3458

温度を25度以上に保つなど、燃費も手間もたっぷり掛かっている。

当然のことながら、高くなるはずではある。

マンゴーの仲間にもいろいろとあって、

果実の大小はもちろん、色も濃黄やら紅、緑色と様々だ。Cimg3457

実はマンゴーはウルシ科の植物で、その樹液はアラビアゴムの代用にもなる。

めったに口に入らないが、魅力的な果物だと思う。

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2007年6月11日 (月)

ムーハウスの合宿

年に数回、遠州森町の山中でランニング合宿がある。Cimg3477

その宿舎が、ムーハウスである。

ムー大陸を連想させるような、バブル時代の幻の宿舎なのかも知れない。

ともあれそのコテージを借りて、ランニング仲間が集う。Cimg3478

メンバーは、その時々でまったく異なる。

今回集まったのは、豪州籍のリサ・マートリーさんを含めて8名であった。

実にアットホームな合宿で、夜の自己紹介は延々と二時間にも及んだ。Cimg3482

自己紹介のテーマは、ずばり「人生を楽しむ」である。

楽しい笑いに包まれたこんな自己紹介は、経験したこともなかった。

一人ひとりの、人生の面白さを語り会うことの出来たひと時である。Cimg3484

もちろんランニング合宿だから、雨にも拘らず一緒に走った。

土曜の午後は、激しい雷雨の中で、標高が高いから雷がとても近く感じられて、

全員飛び上がるような一瞬も経験させられた。Cimg3480

翌日も朝から雨なのだが、私達は雨を物ともせずに「戦国夢街道」を走ることになった。

この遠州の山間部には、徳川家康と武田との勢力争いにまつわる古事が数多く伝わっている。

その事跡を掘り起こし、ハイキングコースとして整備しているのだが、 Cimg3483

今日的に言えば、こんな山里に人が住むのかと思われるような地域だ。

しかし、材木を始めとして山の幸は、当時の人々の貴重な生活資材であったはずだ。

私達はその山里を、半日ランニングして回った。 Cimg3486

ぐったりと疲れてムーハウスに帰る頃には、空もすっかり明るくなっていた。

昼食の後、「又何時かどこかで会いましょう」と、みんなと分かれた。

一期一会、・・・・・・そうなのだ。Cimg3487

人生の楽しい一時を胸に、又、現実の社会に帰っていく。

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2007年6月10日 (日)

ササユリの季節

梅雨がまじかになって、私の好きなササユリが咲き始めた。Cimg3475

ユリには、オニユリやカノコユリ、スカシユリなどと、様々な種類がある。

その多くが、けばけばしくその美を競い合うようなユリのように感じる。

そんなユリの中で、質素で遠慮がちに咲くのがササユリだ。Cimg3474

派手さは少しも無い。

実に控えめと言えるユリだ。

清楚な、実に清楚なユリである。Cimg3471

実はこのユリ、熊笹に混じって笹のように生きる強さを持っている。

花を咲かせなければ、笹とまったく区別がつかない。

正に、ヤマトナデシコではないか。Cimg3469

望むらくは、こんな女性と共に過ごしたいと思うようなユリだ。

私が週末を過ごす小笠山には、走路のあちこちにこのササユリが咲いている。

このササユリが、三輪の花を着けるまでには、かれこれ5年近くを要している。Cimg3470

そんなササユリの傍らを、走ることのできる幸せ。

週末の雨の林を走りながら、ひそやかな幸福を感じていた。

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2007年6月 9日 (土)

衰えゆくこの国・日本

韓国の平均賃金が、日本よりも高くなったそうだ。

この十年余の経済の急激な発展で、賃金が80% も上昇した。

その間に日本では、10%減少している。Cimg3117

おまけにウォンの対日為替レートが30%高くなったからだ。

もちろん韓国だけではない。

今、アジアで最も経済の快調な国は中国だ。

世界一の黒字国でもある。Cimg2977_2

そんな訳で中国や韓国から、金持ちの観光客が大量にやってくるようになった。

経済の発展は、何もアジアに限ったことではない。

それで日本の労働生産性は、世界ランキングで19番目になった。

それに一人当たりGDPでも、既に15位になってしまつた。Cimg3114

株式だって、日本の株価だけが世界の上昇トレンドに乗れないでいる。

少子高齢化の制約とハングリー精神の喪失で、いよいよ衰退への道を歩き始めたのだろうか?

ほんの少し前までの常識は、もう既に常識でなくなっている。

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2007年6月 8日 (金)

自治会って

今年、約200戸の自治会長を任されている。

それが、結構忙しいのだ。Cimg3429

時々の配布物はもとより、回覧文書の作成、

神社やお寺関係、自治会費助成の申請、公会堂新築助成の陳情、

防犯パトロール、用排水や河川清掃、交通安全施設の要請などと続く。

その合間に、様々な研修やら伝達やらの会議がある。

先週は、災害時の要援護者の避難支援と、敬老会のあり方で呼びつけられた。Cimg3422

要するに、各自治会で災害時のために、老人世帯や介護の必要な人の避難体制を作れと言うのだ。

支援の必要な人をリストアップして、誰が支援するのかなどを決めておけと言う。

なおかつ、個人情報保護を前提にしろだと !

それから、敬老会である。

これまで町で開催していた敬老会を、各自治会で開催しろと言う。

それは本来自治なのだから、誠に結構なことなのだが・・・・・。

簡単に言うと、もう市には金がありません。Cimg3345_2

だから、自治会でそれぞれやって頂戴。

・・・と、言うことらしい。

向こう三軒 両隣。

助け合って暮らしていた戦前までの地域ならともかく、

隣の息子の顔も分からないような日常になっている。

そんな中で、自治をどうしたら復活できるのか。

忙しさはともかくとして、いささか思案せざるを得ない。

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2007年6月 7日 (木)

人生を楽しむ

私達は、所詮生きても百年だろう。Cimg3450

その人生を如何に生きるのかは、その人の心持次第だと思う。

生きるうえでは、煩わしいこと、苦しいことの方が圧倒的に多い。

でもその人生を、楽しく生きるすべもあるのだと思うようになった。

別に人生と言うものを、悟りきった訳ではない。

たとえ貧乏であろうと、家族に不幸があろうと、

仕事に恵まれなかったとしても、Cimg3451

愚痴を言い募って、悔やんで生きても一生である。

今夜も、電車の中でぐったりと疲れきって眠る何人かを見かけた。

恐らくこの人達は、毎日がこうなんだろうと思う。

「あなたは、何が楽しくて生きてるんですか?」と問いかけたくなるような顔であった。

人生の楽しみなどと言うものは、ほんのささやかなもので良いのだと思う。

でも多くの人達は、そのささやかさすら持っていないような気がする。Cimg3452

本当は、心許す友がいて、四季折々自然の変化を楽しむことが出来て、

家族団欒の時があって、美味しいお酒が飲めて、

日がな一日、飽かずに続けられる事があれば良い。

私は、毎朝「幸せだな~」と自分を納得させるようにしている。

可愛がっている葡萄は、毎日順調に太っているし、

畑の数百本のオクラもすくすくと育っている。

このブログだって、然したることも書いていないんだけれど、

毎日100余のアクセスを頂いている。

走る仲間は、みんな肝胆相照らす間柄になっている。

様々なコミュニティーに参加しているお陰で、素晴らしい出会いがある。

これ以上、何を望むものがあるだろうか。

要するに、人生を楽しむには、心構えしだいなのだと思う。

仕事の苦労だって、しかめっ面をするんじゃなくて、楽しんでやろうと思えば良い。

あれは駄目これも駄目などと、決めつけすぎないことだろう。

人生、もっと自由にやってみようよ ! ! !

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2007年6月 6日 (水)

蛭ヶ小島の恋

頼朝31歳、政子21歳の時のことだ。Cimg3444

二人は、この蛭ヶ小島で恋に落ちた。

政子の父親の北条時政は、流人と娘の中を裂くため、

伊豆の国の目代であった山木判官平兼隆に娘を嫁がせることにした。

その祝言の晩、事件は起こった。Cimg3445

花嫁の政子が、山木館を脱出してしまったのだ。

そして、伊豆山権現に逃げ込んでしまう。

花嫁に逃げられた山木は面目を失うのだが、多くの僧兵に守られた権現を襲うことが出来ない。

政子は、その権現から頼朝に手紙を出す。Cimg3446

政子の政子たる所以であろうか。

会いたいと言うのだ。

頼友は、その手紙で権現に駆けつけ、再会を果たすのだ。

時は、1177年のことであった。Cimg3442

ここから、1192年の鎌倉幕府創建への道が始まる。

その頼朝幽閉の地が、蛭ヶ小島だ。

今日の伊豆の国市の郊外に、その地が残っている。

平家全盛の当時は、狩野川の大小の中州の一つだったようだ。

頼朝はこの蛭ヶ小島で、17年間余の流人生活を過ごしている。

歴史は、時に、些細な梃子で回転を始めるものなのだ。

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2007年6月 5日 (火)

魚は誰のもの?

日本の魚の輸入量(額)が、どんどん減ってきている。Cimg3428

日本の取引額シェアーは、この7年で27.4%から19.4%に減った。

もちろん減っているのは、日本だけである。

世界の漁獲量が増えないのに、需要量だけが増えているからだ。

北米や欧州の輸入が増えている。Cimg3347

それに、伸び率の著しいのは中国だ。

経済成長に伴って、淡水魚に比べてはるかに美味な海の魚に食指が動くのは当然のことだ。

要するに、水産資源の奪い合いが激しくなっているのだ。

マグロのように、既に日本の漁獲に枠がはまった物もある。Cimg3346

さらに問題なのは、日本の漁業の担い手が減っていることだ。

漁業者の高齢化も顕著だ。

舟に乗ろうという若者も、極端に減っている。

「♪海の男はょ~♪」歌謡曲のようにはいかないのだ。Cimg3345_1

はてさて、海に囲まれたこの国の国民は、何時まで豊かな海産物を享受できるのだろうか。

このことは、魚に限ったことではない。

トウモロコシがエタノールに仕向けられることになって、

大豆や米の国際価格が高騰している。

国内でも、畜産物やマヨネーズ、果汁までもがじわじわ上がり始めている。

日本人は、食料は天下の回りものだと思っているらしい。

そのうち、深刻なことにならなければ良いのだが・・・・。

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2007年6月 4日 (月)

多文化共生?

私の家から800mほど離れた所に、公団の住宅ビルがある。Cimg3424

この公団のかつての住人が、次々と駅近くなどに引っ越して、

今ここの住人の54%(860人)が、ブラジルなどの外国籍の方々になった。

だから朝のコンビニなどでは、スペイン語が日本語を圧倒している。

それにラテン系文化を反映して、女性の肌の露出度が高い。Cimg3372

内気な私なぞは、ついついうつむいて買い物をすることになる。

ともあれ、私の住む磐田市の人口の5.5%(9,600人)は外国籍の人達なのだから、

そんな弱気で゜は困る訳で、最近ではできるだけ直視???するようにしている。

日本に住む外国人登録者の数は、200万人。Cimg3425

その内韓国・朝鮮籍が60万人。

ついで中国籍が、50万人。

その次がブラジルで、30万人だそうである。

韓国は別として、中国やブラジルからは賃金格差を求めて日本にやってきた。

日本の企業は、彼ら外国人労働力をコスト縮減のために導入してきた。Cimg3371

しかし、既に製造業の多くが低賃金労働国に移転している今日、

定着しつつある外国人の生活はどうなるのだろうか。

田圃の中の道を散策する家族は、おしなべてブラジル人だ。

最近では、彼らの一部だが、地域の清掃に参加するようになった。

とは言え、彼らの子供達の2~3割は学校に通ってはいない。

一方で、防犯活動を強化しなくてはならない事態が続いている。

私達は、彼らとどのように付き合っていくべきなのだろうか。

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2007年6月 3日 (日)

誰が生徒か先生か!

面白人立・めだかの学校でのことだ。Cimg3403

今回の学校の一時間目は、科学であった。

先生は、浜口ウレタン(株)の浜口さんだ。

「ウレタンは、ナフサを精製して原料にしています。・・・から始まって、Cimg3404

A液とB液を混合して、ウレタン製造の実演を始めた。

何の変哲も無い粉末が、アッと言う間に発泡してビニール袋が大きく膨らむ。

そして次の瞬間には、固体にウレタンが出来上がる。Cimg3405

浜口さんの会社では、これに竹炭を入れてマスクに加工したり、

多様な製品化に努めている・・・・・。」

科学の時間は、ワアーとかウソーなどと、歓声が続いた。Cimg3406

次の二時間目は、社会の時間だ。

先生は、丸一物産の古橋利雄さんだ。

古橋さんは、子供の頃の思い出から、今日の社業の変遷を

ユーモアたっぷりに話された。Cimg3409

人間性が、にじみ出ていて実に好感が持てた。

このメダカの学校の生徒は、実に多士済々である。

もちろん、社会的に活躍されている方も多い。

企業人、芸術家、教育者、農業者に主婦、それに元代議士までいる。Cimg3410

要するに、誰でも先生になれるのだ。

そうして先生に指名されると、飾ることなく率直な講義をしてくれる。

ある時は、自身の末期癌との戦いを話された方もいた。Cimg3411

皆さんそれぞれが、人生の師なのである。

毎回、校長訓話なるものがあって、これが又面白い。

今回の校長は、自称19歳の岩本伴江さんである。

彼女は、東京時代やリベルダーデ時代、そして現在の島田での活動など、

多彩な自身の半生を紹介し、人生いつもアクティブに挑戦することだと結んだ。

お孫さんが何人かいるのだが、精神年齢は本当に19歳のようだ??。

最後は、全員手をつないで「今日の日は、さような~ら・・」などと歌うのだ。

給食を食べながらの談笑も含めて、今回も愉快な気分になって帰ることが出来た。

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2007年6月 2日 (土)

ボーダレス友の会

世の中には、他の人では到底真似できないことをやり遂げてしまう人がいる。

山本明さんも、その一人だ。Cimg3397

彼は、ひとりの県の職員に過ぎなかった。

その彼が何を思ったのか、社会や経済を学ぶサロンを作った。

バブル崩壊直後の、15年前のことだ。Cimg3393

山本さんは、会社の著名経営者や学者、アナリスト、高級官僚などを

次々と講師に据えて、その勉強会を毎月開催してきた。

この3月まで何と189回、15年間毎月である。Cimg3396

もちろん経費も手間も、ほとんど彼の手弁当であった。

単純な思い入れでは、続けることなどとても不可能だ。

聴講者は、時とともに入れ替わっていったが、累計すれば数百人がこの塾で、

何がしかの啓発を受けて帰った。

例えば、この私もその一人である。Cimg3399

このブログだって、二年ほど前、

アップルハウス社長の高畑啓子さんが、自分の生き方について講演された。

彼女の創業から今日に至るまで、そして、その年に文化芸術大学を改めて卒業したことを話された。

それから、会社経営や執筆活動・学生生活と、超多忙な中でブログを書いていることにも触れた。

私はその時まで、「忙しくてブログなんて・・・」と思っていた。Cimg3401

お話を伺って、「忙しいからこそ書けるのだ。」と合点することが出来た。

それから、私のブログが始まったのである。

そんな、さまざまな機会を与えてくれたボーダレス友の会である。

ところが、今年三月になって突然、「会を閉じる」との報が届いた。

「ろうそくが燃え尽きた。」と彼は言う。Cimg3394

どんな高名な講師であろうと、山本さんに頼まれると無料でやってきた。

内気な私など、口をきくこともできないような人を、いとも簡単に講師として篭絡?してしまうのだ。

それがつもり積もって、なんと189回である。

さすがに超人の山本さんにも、疲れが出たのかもしれない。

それで、その山本さんの長年の労を、ねぎらおうと言う事になった。

「静かに消えたい」という山本さんの意向もあって、ささやかな会が模様された。

人間とは、不可思議なものである。

又、一つのステージに、区切りをつけてしまうのだ。

山本さんの思いと同時に、私の心に感慨深いものが残った。

山本さんお疲れ様、そしてありがとうございました。

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2007年6月 1日 (金)

スヌーピーと墨絵

  • 大谷芳照の墨絵を見てきました。Cimg3391

彼は、あのスヌーピーの心を墨絵で表現した人です。

ご存知のようにスヌーピーは、チャールズM・シュルツの描いた漫画のキャラクターですよね。

そのスヌーピーは、徐々に進化しつつ50年間にわたって、世界中で愛されてきました。Cimg3389

大谷は、シュルツとの出会いを通じて、

形を変えてシュルツの精神を56点の墨絵に表現したのです。

シュルツのスヌーピーを借りて、Cimg3390

大谷なりの日本的な調和とジョークの表現に成功したとも言えます。

その何点かを眺めながら、

微笑ましさと同じに心にしみる温かさを感じてきました。Cimg3402

「こんな絵なら身近に置いてももいいな~・・」なと゜と思いながら。

皆さんは、どのように感じます?

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