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2007年6月21日 (木)

クラインガルデン

かれこれ、20年も前になるだろうか。

ドイツのミュンフェンに、クラインガルデン(小さな庭)を尋ねたことがある。

たまたま泊まったホテルの前に、そのガルデンはあった。

夕食までにしばらく時間があった。Cimg3506

それで私は、「関係者以外立ち入り禁止」を無視して、つい立ち入ってしまったのだが。

そのガルデンは、国鉄の経営するガルデンだった。

帯状に作られたガルデンで、中央の小道を挟んで両側に

3アール程度に区画された庭が、延々と続いている。

その庭の一つを覗くと、中年の夫婦がラウベ(小屋)の前でくつろいでいる。

それが実に、絵になっている。Cimg3455_1

それで、「写真を撮らせて欲しい」と頼むと、

「入って来い」と、そのエルンスト夫妻は言う。

日本からやってきた若者が珍しかったのか、

エルンストさんは、「今から、三人でオクトーバ・フェスタをやろう」と言って、

町までビールを買いに行ってしまった。

残されたのは、私と彼の奥さんである。Cimg3472

英語の会話が通じず、・・・・どうして過ごしたのやら記憶も無い。

ともあれ、三人のビアーパーティを終えてホテルに帰ると、既に夕食は片付けられていた。

昨日のお礼をしなければと言う思いで、翌朝、まだ暗いうちに彼の自宅を訪ねた。

彼の家は、アパートの一階にあってコンビニをやっていた。

朝の早いサラリーマンが、新聞などを買っていくのだが、彼はまだ寝ていた。

奥さんが一人甲斐甲斐しく働いていて、

「オーっ」と、両手を開いて私を迎え、ホッペにキスしてくれた。

ドイツでの、鮮烈な思い出である。

ドイツのガルデンには、それぞれクラブハウスがあって、貴重なコミュニティーになっている。

どんなコミュニティーに属するかは、ガルデンの選び方にあるのだ。

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