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2007年6月29日 (金)

困った人達の真実

何時の世にも、困った人達がいる。

さしずめ今の日本なら、ニートとか村上某とか、ヤクザものだったりする。

ところが時代によっては、このアウトローが新しい時代を作ってしまったりする。Cimg3524

戦国時代など、乱暴ものが天下を争ったのであって、今日の常人には信じられない世界だ。

演出家の鈴木忠志によれば、田中角栄や美空ひばり、三島由紀夫もその仲間に入ると言う。

三人とも世間的常識を突き抜けて、欲望のままに生きたのだと。

事実、一人は総理大臣まで努めながら囚人となり、やがて言語能力を奪われて死ぬ。

また一人は、暴力団の親分をパトロンにし、天才と言われながら奇病で死ぬ。

一人は東大を卒業した文化人でありながら、自衛隊に殴りこんで切腹する。Cimg3523

・・・と、言った具合である。

要するに、人生を激しく燃え尽きた人たちだ。

その三島由紀夫の戯曲、サド公爵夫人の第二幕を観劇した。

プロバンスの名家、フランソワ・ド・サド公爵と婦人の物語だ。

ちなみにサディズムは、サド公爵の名に由来する。

時代と共に価値観もどんどん変わっていくのだが、

人間とは何なのか、を考えさせる一幕であった。Cimg3173

今日だって、「何で駄目なのよ」とか、年金問題のように「そんな馬鹿な!!」

と言うことがあったりする。

何時の時代だって、はぐれ駒がいて、その存在も一定の意味を持っているのだ。

サディズムという極端な猟奇に託した作者の主張も、何となく分かるような気がした。

でもまあ、芸術性はともかく、肩のこる芝居ではあった。

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