« 純血にこだわって! | トップページ | この国の行方 »

2007年7月11日 (水)

経営は才覚如何

先日、二つの経営を訪ねることが出来た。

お一方は、牧之原市の(有)鈴もとの八木社長だ。Cimg3600

八木さんの経営は、胡蝶蘭を育てて販売することだ。

この十数年、蘭の世界は輸入花との競争で、大変苦しい展開を余儀なくされてきた。

この厳しい世界を生き残ってきただけあって、考え方はグローバルだ。Cimg3601

台湾やタイに契約農場を持って、日本に一定の供給をするだけではなく、

その第三国からオランダなどに売ることも、極普通に手がけている。

要するに、国内供給は国際リレー栽培だ。

台湾から届いた鉢に花芽分化させて、花を咲かせて売る。

海外には、同じくその苗を売るのだ。

肝心なのは、国内でのエネルギー消費を最小にすることを心がけている。

もうお一方は、藤枝市の御殿谷農園だ。Cimg3602

ルッコラやバクチーなどを生産・販売している。

この分野に参入して、まだ十数年程でしかない。

でも、販売額は既に相当なものだ。

要は、求めている者に必要なものを供給するセンスだ。Cimg3604

御殿谷さんも、資本投下は極少なくしているし、暖房などが必要ない体系を工夫している。

農業生産の原点に忠実なだけなのかもしれない。

が、お二方とも、将来をきちっと見据えた経営をしている。

要するに、経営は才覚なのだ。

|

« 純血にこだわって! | トップページ | この国の行方 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 経営は才覚如何:

« 純血にこだわって! | トップページ | この国の行方 »