経営は才覚如何
先日、二つの経営を訪ねることが出来た。
八木さんの経営は、胡蝶蘭を育てて販売することだ。
この十数年、蘭の世界は輸入花との競争で、大変苦しい展開を余儀なくされてきた。
この厳しい世界を生き残ってきただけあって、考え方はグローバルだ。
台湾やタイに契約農場を持って、日本に一定の供給をするだけではなく、
その第三国からオランダなどに売ることも、極普通に手がけている。
要するに、国内供給は国際リレー栽培だ。
台湾から届いた鉢に花芽分化させて、花を咲かせて売る。
海外には、同じくその苗を売るのだ。
肝心なのは、国内でのエネルギー消費を最小にすることを心がけている。
ルッコラやバクチーなどを生産・販売している。
この分野に参入して、まだ十数年程でしかない。
でも、販売額は既に相当なものだ。
御殿谷さんも、資本投下は極少なくしているし、暖房などが必要ない体系を工夫している。
農業生産の原点に忠実なだけなのかもしれない。
が、お二方とも、将来をきちっと見据えた経営をしている。
要するに、経営は才覚なのだ。
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