年寄りをどうする?
江戸三代将軍家光を支えたと言われる保科は、家康の妾腹に生まれた。
不遇の前半生をおくったのだが、従弟の将軍家光に認められて出世する。
高遠藩3万石から最上藩へ、そして会津23万石へと立身する。
名君の名を不動のものにする事跡には事欠かないが、日本で初めてという制度を始めている。
正之は、領内の貴賎男女を問わず、90歳以上の領民には、生涯一人扶持を給する制度を始めた。
封建の世にあって身分を問わず、一日玄米五号を与えたのだ。
もちろん当時とすれば、90歳以上も生きられる人は多くはなかっただろう。
名君と言われる所以でも有る。
先日、自治会長研修会があって、来年から敬老会を止める。
だから、それぞれの自治会で好きなようにやってほしい。
市町村合併で、何事も合理化である。
敬老会なんて、やってられないと言うのも一理ある。
それに、市の公会堂に集まって式典と芸能ショウをやったって、
がしかし、一年に一度のそんな行事を楽しみにしている、お年よりもいる。
そこで、各自近いで身近なお年寄りを敬老せよと言うのだが・・・・
要するに、昔の村に戻ろうと言うのだ。
見知った年代の人達が集まって、会を開いて昔話をするのも良いのかもしれない。
ただ、認知症であったり、寝たきりと言う年よりも多い。
介護施設に入られる人は、まだ幸せと言うべきか。
社会的な敬老とは、如何なるものなのか。
ともあれ、ピンピンコロリ。
役割を終わったら、ケセラ~セラとこの世を去るのが良いのだが、
人間と言うやつは、結構性強く出来ている。
そうは簡単には、死んでくれないのだ。
皆さん、団塊の世代800万人も15年もすれば要介護だぞ。
どうする。?
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