ものづくり静岡県
「より良い製品を、より安く供給する」ことで発展してきた。
そうして、海外からも「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とか、
21世紀は日本の時代などと言われて、好い気になっていた頃もあった。
それなりの物が、もっと安く供給されるようになった。
そして、発展途上国の安い賃金が、世界の経済の潤滑油になって、
地球ぐるみの好景気を維持している。
そんな激流の中で、この国の物づくりは一体全体どうなっていくのか?
そんな危惧が広がり始めている。
そんな時代の中でも、静岡県の物づくりは、けっこう健闘している。
製造品出荷額は17兆円余を維持しているし、これは全国都道府県の中で三番目のボリュームだ。
もとより、ホンダやトヨタ、鈴木自動車の発祥の地と言うこともある。
首都圏と中京圏の間と言う立地、
当然のように発達した道路や鉄道、港湾などのインフラも重要なエレメントだ。
それに、日本一豊かな水資源がある。
そうした条件に助けられて、全国一の生産を誇る産物も81を数える。
自動車関連産業はもとより、二輪自動車や携帯電話機、
ピ゛ディオディスクやピアノ、プラモデルなどである。
観光資源にも恵まれて旅館の数だって日本一だ。
そうした物づくりが基礎になって、私たちの生活が成り立っている。
仮に、世界の工場が他国に移るとしても、この国ならではの物づくりを、
創造し続けなければ、私たちの明日は無い。
物づくりの大切さについて、若者と共に一人ひとりが考える時だ。
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