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2007年7月12日 (木)

この国の行方

先日、ある金融機関の支店長の話に、私自身同感してしまった。

彼は「今は日本の経常収支は、増加し続けている。Cimg3415

でもそれは、海外の金融資産のお陰ですよね。

この海外投資の多くは、高齢世代のものです。

彼らが退職して、この資産を少しづつ取り崩していく。Cimg3420

800万人もの団塊の世代だって、やがて15年もすれば要介護世代でしょ。

どうしても海外の資産は減らざるを得ない。

円は、トレンドとしては安くなって当たり前でしょ。・・・」と言っていた。

現実に、日本の高齢化比率は20.1%と、世界最高になった。Cimg3419

今後さらに、この比率(65歳以上の人口)は高まっていく。おまけに、少子化である。

当然のことながら、国内市場は縮小していく。

たから自動車各社なども、国内販売網の再編を急いでいる。

店舗を減らさざるを得ないのだ。Cimg3414

一方で、経済成長の目覚しい中国などでは、需要が極めて旺盛だ。

それで日本の木材まで、中国向けの輸出が始まっている。

時代の流れは、こうして変わっていくのです。

かつて日本が世界の工場であったと、懐かしむ時代が来るのだろうか。

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