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2007年7月 5日 (木)

種苗戦争

植物特許制度が、かなりの国々に普及して、育種の権利が保護されるようになった。

もちろん近隣には、そんなことにお構いなしの国もある。Cimg3533

ともあれ、日本ではその品種を栽培して販売する場合、

特許権者にロイヤリティーを払わなくてはならない。

育種というものは、かつては公立の試験場か、徳農家の専売特許だった。

しかし今は、公立試験場でさえ民間の育種戦争には、太刀打ちできなくなりつつある。Cimg3532

種子植物はもとより、イチゴや菊などの栄養繁殖の植物すら、

民間種苗業者の世界になりつつある。

浜名湖のガーデンパークの一角に、キリンアグリバイオKKが立地した。Cimg3525

ここではオランダやスペイン、フランス、中国で育種した品種の国内適応性を試す。

特に、ガーベラやキク、バラ、カーネーションを扱うのだそうだ。

既にこの会社は、ペチュニアでは世界中の80%ものシェアーを持っている。Cimg3526

もちろんその名の通り、キリン・ホールディングスの子会社だ。

もともとビール会社は、ホップとかビール麦の育種部門を持っていた。

その部門を独立させて、世界の種苗戦争に参戦しているのだ。

育種だからといって、なにも公共機関がやらなきゃならない時代は既に昔のことだ。

或いは、公共がやるんなら、民間に勝てるってことが条件だね。

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