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2007年8月 2日 (木)

ワーク・ライフ・バランス

訳せば「仕事と生活の調和」とでも表現するのだろう。

そもそも、何故こんな言葉がもてはやされるのか。Cimg3709

思えば私たちの時代には、この国には仕事はあっても、ライフは無かったのかもしれない。

欧米では、生活を謳歌するために仕事があった。

だがこの日本では、仕事こそ人生であった。

二十五年ほど前のことだ。Cimg3708

ドイツのミュンヘンで、クラインガルデンに紛れ込んだことがある。

私はそこで、エルンスト夫妻と一時を過ごすことができた。

40歳くらいのご夫婦だった。

その夫妻が私に、「日本人は、働き方を間違えている」と言った。Cimg3706

エコノミックアニマルと言われていた頃のことだ。

仕事こそ全てと考えていた当時の私には、ピンとは来なかった。

でも、休日をガルデンでゆったりと過ごす彼らにとって、

人生はそれこそすべてであって、仕事はそうした時を得る為のものに過ぎなかったのだ。

人生の目的は、人生を楽しむことにこそある。Cimg3705

彼らは、そう考えていたのだ。

今、欧州でのワーク・ライフ・バランスとは、人生を充電するための長期休暇制度のことだ。

数ヶ月から一年の単位で休暇をとる。

人生をリセットするための時間を与える。

その間の給与の相当部分を、国が保障する制度なのだ。

少なくともスエーデンやベルギーでは、そうした制度が法定されている。

企業中心の社会ではなく、生活中心の仕組みなのだ。

このことは、この日本の直面している少子化とも大きく関わっている。

仕事も豊かな生活も、併せて人生の目標でありたいものだ。

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