食料自給率39%
農林水産省が先日発表した、06年度のカロリーベースの自給率だ。
2015年度までに45%に回復させるはずが、逆に下がってしまった。
この国の自給率は、1965年まではそれでも73%だった。
それが、高度経済成長と共に急落していく。
米と魚と野菜中心の食生活が、畜産物と油脂に重点が移ったからだ。
そうして、その家畜の餌はほとんど輸入だ。
もちろん、畜産物の直接輸入も増え続けている。
とにかく肉もタマゴも牛乳も、輸入と言っても過言ではない。
それに、食用油もほぼ100%輸入だ。
「食料など、この狭い国内で作らなくても買ってくればよい。」
「日本の経済力を持ってすれば、何でも買えるのだ。」と・・・。
ところが、中国などのBRIICS諸国の台頭で、様相は一変しつつある。
とりあえず「買い負け」は、魚から始まった。
円の独歩安も、これを助長している。
なにしろ対ドルはともかく、ユーロはこのところ円よりも4割も上昇している。
おかげでロンドンの地下鉄の初乗運賃が、円で1,000円にもなってしまった。
とても、旅行を楽しむ気分にはなれないだろう。
食料の確保は、既にこの国の人々の生活に大きなリスクとなっている。
誰のせいでもない。
私達一人ひとりの、選択の結果なのだ。
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