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2007年8月22日 (水)

甲斐の国

日本人は、中秋の名月などと、その美しさを愛でたりする民族だ。

だがそれは、中国の漢詩による影響が濃厚で、Cimg3834

日本民族古来の感受性かどうかは疑問だ。

私は山梨県が好きで、何かとよく出かけている。

先日の甲州市や清里、山中湖、河口湖などなどである。

先ずは、桃源郷と言うイメージである。Cimg3841

桃や梨、サクランボなど果樹の、そしてワインの産地だと言うイメージがある。

そうした今日の様相のベースに、甲斐源氏の歴史がある。

「人は石垣、人は城、情けは味方・・」は、武田節の一節だ。

甲府盆地は、見渡すことの出来る範囲でしかない。Cimg3858

こんな狭隘な地から、信玄のような力が生まれた事が不思議だと思ったりする。

でも、その狭い範囲を「人は石垣」にし得たことが、戦国の傑物を生んだのだろう。

その石垣が崩れた時、甲斐は一気に滅び去った。

甲府盆地に織田の軍勢が踏み込んだ時には、既に武田は滅んでいた。Cimg3844

先日泊まった塩山温泉は、甲府から大菩薩に抜ける街道沿いにあって、

武田の残党狩りにまつわる痕跡が残されていた。

それに大菩薩峠のふもと「雲峰寺」には、信玄当時の孫子の旗が残されている。

例の「風林火山」である。Cimg3843

そうしたもろもろのことが、甲州のイメージを作り上げている。

歴史が風土を作り、その風土が人を育てるのだろう。

鄙びた温泉宿で、そんな事を考えていた。

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