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2007年8月21日 (火)

常識の壁

人間と言うものは、その経験によって出来上がる。Cimg3863

狼に育てられれば、狼として生きてしまう。

農業を考える時、日本の農業の歴史を考えざるを得ない。

長く、小規模で閉塞的な時代が続いた。

農地開放の後は、農地が生産財でなく、後生大事な財産となった。Cimg3728

流通だって、そうだ。

農産物の値段は、市場でしか決められないかのようになった。

食糧監理法の時代には、米や麦を自由に売ることすらできなかった。

長い間のそうした呪縛が、未だに農業という産業を縛っている。Cimg3724

その呪縛を、いともた易く解き放った人がいた。

静岡市葵区下の鈴木農園(鈴木寿美子・文夫氏)だ。

十年前までは、情報関係の別の仕事をしていた。

それが一転、農業に参入する。Cimg3722

始めは、10aのレタスの試作であった。

その翌年、約3haを期間借地してレタスの生産販売を始める。

そして今日、6ha×2の水田でレタスと枝豆を生産する。

もちろん販売は、契約供給である。

息子達4名を中心に、パートさん達と共に期待される経営になっている。

土地なんて、集まらないさ!

売り先なんて、思うままになるものか。

農業は、気象に左右されてどうにもならないんだ。

などと言うかつての常識は、彼らにはかけらも無い。

農業というものが、根拠の無い常識の壁に阻まれていたことを、鈴木さんたちが証明している。

施設園芸でなくては駄目だ・・・。これもウソだ。

農業に、合理的な考えの水を流し込まなきゃいけない・・・。と思った。

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