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2007年10月19日 (金)

抹香

今日は、辛気臭い話で申し訳ありません。

83歳で、昨日私の父が逝きました。

それで、今夜はお通夜なのです。Cimg4280

故人の友人や知人、そして私の友人など、多くの皆様においで頂きました。

お通夜こそ、故人を偲び語る日は無いのかも知れません。

私も、今日一日、子供の頃からのあれこれを思い出し、感慨無量でした。

「時は得がたくして、失い易し」と言う言葉がありますが、Cimg4281

人は生きている時に何が出来たのかが全てなのです。

その点、私の父は、大変な苦労人でした。

母とは15歳、父とは26歳で死に別れ、

弟達の父親代わりにもなって、一家の大黒柱をやってきました。Cimg4282

もちろんその間、中部支那の除州での戦役など、

幾多の生死をくぐり抜けて、昭和21年の4月になって復員します。

そうして、私が生まれる事になるのです。

昭和28年には、温室メロン栽培の先駆けの一人として、Cimg4284

園芸県静岡の一翼を担うことにもなります。

農業委員、教育委員、民生委員などを歴任させていただき、

町会議員、町議会議長、町老人会長と、十分すぎる道筋を歩いてきました。

戦前、戦中、戦後の高度経済成長時代と

まさにこの激動の時代を走り抜けてきたのだと思います。

この世に、一度しかない人生を、思いのままに生きてきたのだと思います。

息子の私なぞ、及びもつかないのだと思っています。

その父が、最後に「ありがと~!」と言って、あの世に旅立ちました。

考えてみれば、私が張り合い、口に出さないけれど尊敬していた男でした。

今、 「お父さん、よく生きたね」そう思いながら、棺に納めました。

父は、実に安らかな寝顔なのです。今にも起き出してきそうな・・・・。

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