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2007年11月 6日 (火)

漢字の国中国

漢字は、中国を象徴する文化だ。

そして日本人は、この漢字によって先進文明を吸収してきた。

漢字は、同時に「書」というものを発達させた。Cimg4321

表意文字である漢字は、美術にもなったのだ。

書の郷である紹興の「蘭帝」を訪れることが出来た。

中国では、古くから様々な書家や文学家が輩出し、

歴代の皇帝なども含めて、多くの名筆を残している。

そして、行書の祖と言われる王義之は、この蘭帝に名筆を残している。Cimg4322

王義之(おうぎし)は、山東の人である。

その王義之が、紹興の役人として赴任し、

蘭帝に多くの逸話と名筆を残したのだ。

王義之達は、この蘭帝に疎水を引き込み、曲水の宴を楽しんだと言う。

杯の流れ着いた場の者はが、即興の詩を詠むのだ。Cimg4323

詠めない者は、紹興酒を三杯飲むのだ。

この蘭帝の曲水の宴は、晋の時代、紀元300年頃の話である。

その頃、この日本列島は、未だ稲作が始まったばかりの弥生時代である。

王義之たちの曲水の宴は、やがて奈良時代になって宮廷の遊びになる。

これが万葉歌人の舞台にもなるのだが、

文明の伝わる時間的距離と言うものを、ため息をつく思いで感じてしまった。

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