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2007年11月 4日 (日)

お茶の科学と文化

お茶がこの日本に伝わって、もう1,200年になる。Cimg4544

800年前、鎌倉時代に栄西と言う禅僧が「喫茶養生記」を残している。

そこには、「茶は養生の仙薬、延齢の妙薬なり」と書かれている。

お茶が日本に伝わった当初は、僧坊の秘薬でしかなかった。Cimg4539

だが、その茶が庶民に伝播することで、当時の日本人の寿命をかなり延ばしたはずである。

つまり、ミネラルの補給と言うか、粗食の時代のサプリメントだったのだ。

各種ビタミン、テアニン、カテキン、サポニン、実に多くの成分を含んでいる。Cimg4533

そうした効能が、この20年の間に科学的に解明されてきた。

栄西の感じたことが、科学として証明されているのだ。

4日間に亘った世界お茶祭りが、今日閉幕した。Cimg4531

静岡県の石川嘉延知事は、自信を持ってこの催事の成功を宣言した。

同時に開催された、国際o-cha学術会議も閉会した。

この会議で、今回も約200余の研究発表がされた。Cimg4529

日本だけではない、中国、インド、アメリカ、ドイツ、

インドネシア、スリランカ、トルコなど世界各国の学者が、緑茶の研究をしている。

その今回の最優秀研究が、スリランカと中国の研究者であった。 Cimg4541

お茶の研究分野は、単に栽培だけでなく、加工や医学、薬学、それに歴史や文化に亘っている。

お茶を飲む文化がなければ、お茶は唯の葉っぱにしか過ぎない。

茶道がなければ、抹茶もうどん粉以下であろうか。

科学と文化が人々の幸せを作るのだ。

世界お茶祭りは、そのことを伝える世界一の祭りなのだ。

今回も、四日間で10万人余の人々がこの会場を訪れた。

おそらく一人ひとりの人生の中で、お茶とどう関わって生きるのか、

改めて考えた人も、多かったのではないかと思う。

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