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2007年12月 4日 (火)

農業と工業

先日、農工連携による新しい産業創造をテーマにシンポが開かれた。2003

多くの学者や産業人が集まったのだが、

そこで私は、一人のスピーカーとして結構辛らつなことをしゃべった。

そもそも日本の戦後の農業は、小さな面積に制約されることから始まった。

だから技術も制度も、規模が小さいことを前提に作られてきた。21

一坪の畑から如何に多くの収穫を得るか。

労力よりも、量を確保するほうが重要だったのだ。

品種も肥料も農薬も、栽培方法も、それが価値基準になってきた。

だから日本では、世界一コストの高い農業が出来上がったのだと。Pb270005

これからは、土地生産性よりも、労働生産性により重心を移すべきだ。

世界に冠たるメカトロニクス技術を持ってすれば、

それは、そんなに難しいことではない。

問題はメカのコストだけだと。Pb270004

中国と同じような人海戦術のような農業は卒業しよう。

そうして、日本の実情にあった先進国なりの生産形態を発明しなくちゃ駄目だ。

そのことが、日本の産業の将来を支えるのだ。

いささか、抽象的な言い方だったかもしれないが、そんなことを話した。

お聞きになった皆さんの反応は、??反発の方が多かったかも知れない。

しかし、こいつは真剣に考えないといけないことだ。

情緒で、産業は育つものではないのだ。

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