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2007年12月21日 (金)

退耕還林

食品の値上げが相次いでいる。

飲食店のメニューも、即席めんやビールも値上げだ。

そうした値上げの原因は、すべからく輸入に頼る食料に原因がある。

退耕還林とは、耕地を森林に戻すことを言う。Cimg4725

1998年に、中国の長江下流で大洪水が起こった。

その原因を辿ると、上流域での乱伐だと言うことに行き着いた。

それで中国では、以来傾斜地とか砂漠周辺部の耕地に、

木を植えることが奨励されてきた。

耕地を森に戻そうと言うのだ。Cimg4726

ところが今年、その退耕還林が廃止となった。

中国の食糧確保が難しくなってきたからだ。

都市周辺部では猛烈な乱開発が続いている。

耕地面積も、生命線と言われた1億2千万haを下回ってしまった。

要するに、治水よりも食糧確保を優先せざるを得なくなったのだ。Cimg4727

これは中国のことだが、他国のこととして済まされる話ではない。

仮に中国で食糧危機が起これば、

世界の穀物価格は、昔と違って数倍にはなるだろう。

今は、そういう時代になったのである。

日本の農林水産省が、

世界の食糧需給の逼迫の影響を3つのシナリオで示している。

① 日本の経済力の低下で、買い負けして輸入が激減する。

② 仮に経済力が維持できても、自国の供給が優先されてやはり輸入が激減する。

③ よしんば、日本の輸入が確保できたとしても、世界の貧困国の食料の激減を起こす。

いずれも歓迎されるシナリオではない。

私は、「買い負け」する可能性が一番高いと思うのだが・・・・

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