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2008年4月18日 (金)

味というもの

食と健康は、今我々の高い関心を集めているテーマである。Cimg5333

とりわけ「美味しい」か否かは、誰にとっても重要なことだ。

だが、その美味しさとは何かとなると、途端に定かでなくなる。

本来動物は、自分に必要な養分を好み、害のあるものを避けようとする。

甘いのは、エネルギーとなる物質だし、Cimg5308

旨いのは、体を作る蛋白合成物質だ。

そして酸っぱさは、腐敗などを知らせるシグナルだろう。

苦味は毒を、塩辛さはミネラルを教えている。

こうしたシグナルは、脊椎動物一般に共通したものだという。Cimg5098

つまり、人間だけが味を感じている訳ではないと言うことだ。

魚だって人間よりも優れた味覚センサーを持っていて、サケのように生まれた川に戻ってくる。

むしろ人間は、進化の過程でそうしたセンサーの幾つかを捨ててきたらしい。

人間は、好んで苦いビールを飲んで痺れたりしている。

現代人の、サプリ嗜好もその極端な進化なのだろうか。

静岡大学の産学交流センターで、東大の阿部啓子先生の話を伺いながら、

「蓼食う虫も、好きずき」、それは脳がコントロールしているのだと考えていた。

食育の大切さも、むべなるかなだ。

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