公開講座って
少子化の中で、大学も大変な競争時代を迎えている。
私達(団塊世代)の、どうすれば大学に入れるのかという時代を知る身にとっては考えられないことだ。
だが、発展途上国でなくても、これは当然考えられることなのだ。
で今、どこの大学でも自己PRに躍起になっている。
公開講座も、その一環なんだろうと思う。
当然のことながら、何のためにやっているかと言う理念が必要だ。
その大学の存在意義と言うか、世の中の向かっての大学のメッセージがほしい。
情報不足を補うことと、社会との接点を求めてのことなのだが、
残念ながら聴講生くは、「暇つぶし?」に参加している人が多い。
勿論、それでも聴講しようとする意欲は素晴らしいことなのだが・・・・。
それで、講座の中味にもその原因があるのかもしれないと思った。
とかく知識の切り売りになって、大学の主張が希薄なのだ。
ヨーロッパで創始された大学は、学問の探求で社会の発展に貢献するのが目的であった。
だが日本の多くの大学は、高校の延長としての教育の場になってしまっている。
「もっと、理念を!」などとは、講座の恩恵にあずかりながらチョツト身勝手な注文かな?
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