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2008年6月18日 (水)

日本の美

恥ずかしい話だが、後藤純男という我が国美術界の重鎮を知らなかった。Cimg5807

農地が美しい曲線を描く上富良野町に、後藤純男の美術館があった。

美術館に入って先ず圧倒されるのは、日本の美とはかくなるものかと言うことである。

京都の四季や桜花爛漫の春の数々だ。Cimg5808

否、それにもまして人の心を打つのは、北海道の厳しい自然だろう。

「流氷の春」や「十勝岳連峰」などである。

古藤純男は、千葉県の寺院に生まれた。Cimg5810

だから神社や仏閣には、思いの丈が深かったのだろう。

若い時の絵には、京都の風景が多い。

その後藤が、厳しい絵を描くようになるのは、北海道の自然にふれてからだ。Cimg5813

後藤の絵は、近代日本画を代表するものになっている。

そんな訳で、今回のG8サミットでもこの美術館が視察場所になった。

各国首脳たちは、日本の美と言うものに何を感じるだろうか。Cimg5811

ちなみに日本画は、和紙に岩絵の具と膠で描いていく。

洋画の画布に油絵の具とは本質的に違っている。

岩絵の具の原料は、サンゴやクジャク石、貝殻やオパール、ラピスラズリなどである。

彼の書に、「時 不再来」とあった。Cimg5816

その書の傍らに、Time Never Returnsと注釈があった。

彼は、日本の美の瞬間を描きとめてきたのだと思った。

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コメント

学生時代の北海道の旅を想いおこした
昭和39年(2年生の夏休み)。
当時 北海道均一周遊券5500円。
 寝袋と駅舎のホーム、ユースホステル利用の学生
 自然豊かな旅。
 文明開化の「豊かなこの時代」は夢のようだ
 この満ち溢れた「自然の恵みを大切に持続して 生きたいだ」
 ・・・・走馬灯の様に過ぎし日を 追憶しつつ・・・
[日々是好日]
ふっても てつても 日々是好日
 泣いても笑っても 今日が一番いい日
 あなたの一生の中の大事な一日だから
           相田 みつを
 ※山草人世界自然観察手記(ヨーロッバ・北国・東  北 ・伊賀・京都・) パノラマ シリーズで
  歴史の変遷を感じながら拝見感動してます  (素晴らしい・・・次はどこかな とワクワク・・・)

投稿: 静岡の老婆心 | 2008年6月19日 (木) 00時07分

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